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OSTRICH FEATHER BOA

お前の意見は求めん。

BEATspread × THREE1989 福岡INSA

2022-12-21 20:08:24 | LIVE

このイベントは、福岡のイベンターBEAとTHREE1989というバンドの合同イベントで、九州を地元とするアーティストが集めた対バンイベントでした。Deep Sea Diving ClubとYOHLU、そしてもう1組出演予定があったのですが、諸事情でキャンセルとなり3バンドの開催になりました。これはですね、完全に8月に観れなかったDeep Sea Diving Clubがこのタイミングで観れるから行く事にした感じです。THREE 1989もチェックしていきましたけどね。入場するとお客さん全然いなくて、本当に大丈夫かなと思ったけど、時間が経つにつれて人が増えだしたので、ほっとしたのを覚えてます。

【YOHLU】
出演したバンドの中で一番静かで、落ち着きながらも浮遊感のあるサウンドで唯一無二な空気を作り出していたシティポップバンドでした。以前作ったTシャツが売れないから買ってくれと物販宣伝してましたが(笑)たぶん、日本人が好きそうな感じの音です。緊張している感じは伝わってきましたが、音楽的にはもっともっといけると思うんで、またの機会を楽しみにしたいなと。



【Deep Sea Diving Club】
1.SARABA
2.Just Dance
3.フラッシュバック'82
4.cinematiclove
5.フーリッシュサマー
6.interlude(for Early Summer)
7.T.G.I.F

満を持してのD.S.D.C。ビートステーションでワンマンやったり、土岐麻子さんをフィーチャリングしたり、メディアにもTENJIN NEO CITY POPと取り扱われていて注目を増しています。天神というお洒落な街でシティポップを奏でる福岡の代表的なバンドというイメージを持ちたいのかなとか思いました。
ライブは音源以上に表現が多彩で、YOHLUとは対照的に1曲1曲の中で多彩な表現をみせながら、体全体を使ってパフォーマンスするボーカルの方を筆頭に、1人1人がグループを楽しみながら演奏しているのが伝わってきました。
とにかくバンドが良い方向に動いていて、勢いに乗っている状態ってこういうのを言うんだろうなというのが分かる、あっという間の30分でした。何年か前のポルカドットスティングレイがライブハウスで対バンしていた時のあの感じを、このバンドにも重ねていました。終始笑顔を絶やさぬまま、主催のTHREE 1989への感謝を込めてステージを下りました。



【THREE 1989】
1.UNIVERSE
2.High Times
3.mint vacation
4.イチグラム
5.ああ今夜
6.Rambling Rose
7.Mr.Sunshine

Vocal,DJ,Keyの3人編成というちょっと変わったメンバー構成のバンド。セッティング出来次第、DJの人が煽ってフロアを盛り上げ、良い感じのムードになった所でメンバー+サポートメンバーが登場するというスタイルで、フロアがあったまった状態でのスタートだったので、盛り上がりは前の2バンドを超えていましたね。曲自体もシティポップな印象ですが、コロナになって全く福岡に行けなかったという事で、その期間にたまった想いみたいなものが溢れていたように見えたし、ソウルフルな盛り上がりでまさに熱狂してました。ただ、せっかく感染対策をしているのに最前でノーマスクで声出してはしゃぎまくってるアホは何なんや?あれだけ再入場禁止とか検温とかさせといて公演中にノースマスクで注意しないっていうスタッフの認識が意味不明でした。INSA結構好きなライブハウスなので、そういう所が徹底できていなかったのが、残念でしたね。ライブは、盛り上がってたから良かったんじゃないですか。


そんな感じで最期残念でしたが、熱いイベントではありました。うーん、でもありがとうとは言えないかな。


the twenties 単独公演『豚骨イチバン』福岡UTERO

2022-12-21 19:01:02 | LIVE

11月最初のライブはUTEROで開催されたthe twentiesのワンマンライブへ。
彼らのライブは実はコロナ前の2019年、w.o.dの対バンでQueblickで見た以来なので、実に3年ぶり。
去年の「NASTY」のリリースツアーの時は「そこに鳴る」を優先したので行けなかったのですが、今にして思えば悔いの残る選択をしてしまったと思っていたので、ツアーでも何でもない単発のワンマンライブは嬉しかった。
翌日に大分でイベントがあるので、その前乗りに福岡でライブしようか位のノリだとは思うんですけどね。

なんにしても入場するとコアなファンでフロアは埋め尽くされていて、結構満員に近い状況でした。
予定時刻から10分から過ぎて暗転。メンバーみんな雰囲気は変わってないけど、ちゃらちゃらした感じが無くなったのかな?と。でも、タカイリョウさんが長髪を2つのお団子にして、しかもIMAXの3D眼鏡を装着して出てきたのはおったまげましたね。

SE:20X0
1.EXIT
2.Will Be Legend
3.LIFE WILL SEE YOU NOW
4.+PUS
5.夏響
6.幻夏夢
7.Music
8.201
9.汚
10.園の子
11.Come!!
12.そらのよすが
13.追憶ダンス
14.ドドドドドド
15.Last Nite
16.電撃ろっくんろーる
17.5
18.R.E.D
19.ロックやらなきゃ
20.Boom
21.ロックスター
22.keiki hAppy
23.LET IT DIE
24.Spit
25.fire
26.荊棘
27.VENUS

ENCOLE
28.TETORApod

W-ENCOLE
29.KABI

ライブは最新アルバム『NASTY』のあのミクスチャーでアンダーグラウンドな雰囲気そのままに、そこにこれまでと、これからを凝縮したような濃密かつ長尺のセットリストでした。出し惜しみなく本編は27曲。最新アルバム『NASTY』の楽曲を中心としながらも、連続リリースされた「そらのよすが」「VENUS」「ロックスター」「汚」といった楽曲もラインナップ。よりハードにヘヴィさをましながらもライブバンドとしてさらに研ぎ澄まされているような印象を受けました。そんな激しい部分と、「夏響」「幻夏夢」にあるようなノスタルジックな哀愁漂う楽曲や、「201」~「汚」~「園の子」と続くパートはタカイリョウくん自身の痛みをリアルに切り取っていて聞いてて痛々しくなる部分もありました。「そらのよすが」「追憶ダンス」というような自分自身に寄り添ったり、鼓舞したりするような楽曲が、1つの展開の中で終わりと再生を表現している、そんな彼らならではのドラマチックな部分も健在でした。
タカイリョウさんはテンション高く客席に向かって「元気してた?」と話しかけたり、「楽しい」「帰りたくない」と連呼して楽しんでました。客席からは塩対応される事が多いらしいんですけど、この日は声かけると結構反応が良かったみたいでそれも左右していたみたいです。(実際僕も話しかけられました)
「Last Nite」以降は怒涛の畳み掛けのロックナンバーを投下。個人的には新曲の「ロックスター」のウルマさんのギターソロが痛快だったし、「R.E.D」「keiki hAppy」「LET IT DIE」のようなライブの鉄板曲が次々に並び、盛り上がらない訳が無い程の興奮状態のフロア。最後「Spit」と上昇気流を描きながら、「fire」でいったん締めた後、最後は「この日のライブがこんな感じになると思って最後にこの曲を持ってきました。本当に良かった」からの新曲「VENUS」で本編終了。
割と配信リリースされた新曲たちが、音源とライブでは違って聞こえていて、そこまで印象に残らなかったのに、セットリストとかの兼ね合いかもしれませんが、ライブの中でまた違う輝きを放って聞こえたのが印象的でした。

アンコールでは髪をほどいて3Dメガネも外して心の底から楽しそうに笑っていたタカイリョウさん。たぶんメンバーの中で一番笑ってたんじゃないかな。「福岡全然来れてないけど、次はもっと早く来れるように頑張ります」とのウルマさんの言葉。その後「TETORApod」が演奏され、この日のライブが全て終了...かと思いきや、ダブルアンコールでまさかの入場。最後は出し惜しみすることなくという感じで「KABI」が演奏され、タカイリョウさんは我慢できんとばかりにフロアに躍り出て観客ともみくちゃになりながら歌い上げ、叫び、何度も何度もフロアを右往左往しながら最後は何もかも一つになったような光景でこの日の終わりを迎えたのでした。

終演後もステージに戻らずそのまま興奮状態でフロアのスタッフと盛り上がってたタカイリョウさん。そんな最高の景色を見ることが出来て、最高でした。2年分くらいの埋め合わせはしっかりできたと思うし、最高の夜でした。
ありがとうございました。

 


ミオヤマザキ現体制ラストツアー「70152」福岡DRUM Be-1

2022-12-21 17:19:01 | LIVE

10月の唯一のライブは23日に開催されたミオヤマザキのライブことスレ。
まさかメンバーが脱退して活動休止するなんて思いもよりませんでした。彼女達との出会いはたしか2018年かな。
元々sadsの対バンで出ていたのがきっかけで、ミオフェス行って、その後47都道府県ツアーも行ったし、ZeppツアーでZepp Fukuokaも行ったしでコロナになる前は結構通っていたんですよね。で、コロナになってからは行ってなかったんですけど、その頃から顔を見せ始めて、割と世間的に認知され始めていたし、メディアでも結構見るようになっていたから、こうやってメジャーになっていくんだろうなとかは思ってました。当日の顔が分からない張り詰めた感じの方が好きではあったけど、変わっていくモノだから仕方ないよねなんて思っていて、それと同時に僕はなんとなく違和感を感じて行かなくなっていたんですけど。

そんな事を思っている内にメンバーの脱退がアナウンスされて、音楽性の違いというワードも出ていたので、なんとなく分かる様な、そうでもないようなみたいな複雑な気分でした。まあ、ただ最後のスレくらいきちんと行きたいよねって事で今回は行く事にしました。会場のDRUM Be-1はソールドアウトにはなってなかったと思うけど、それでもほぼ満員に近い集客だったと思います。

SE:-LAST-
1.正義の歌
2.民法第709条
3.叫ビ
4.鋲心全壊ガール
5.MASK
6.有ルモノネダリ
7.ノイズ
8.LINK
9.Ambivalent
10.バンドマン
11.メンヘラ
12.un-speakable
13.AI HACK
14.CinDie
15.女子高生
16.Que sera, sera

自称メンヘラなミオさんですが、この日のスレはあんまりそういうしみったれた所は一切見せず、冒頭の「正義の歌」からヘッドバンキングから発生するような激しさと、何もかもを出し切る様な叫びがこだましながら開演しました。
中盤のMCではtakaさんとshunkichiさんからそれぞれ挨拶があってましたが、その中では笑いもあるなど、割り切っている、受け止められている、そんな風に感じました。その後「MASK」から「LINK」までミディアムテンポなナンバーでクールダウンさせつつ、「Ambivarent」から力強いライブが再燃され、そのまま代表曲「メンヘラ」「女子高生」などを挟みながら、ミオさんは終盤トラックジャケットを脱ぎ捨ててカットソー姿になりながら、ラストの「Que sera,sera」まで演奏されて行きました。メディアとかでの雰囲気が変わったとしても、ステージ上ではいつもの顔がはっきり見えないミオヤマザキのままでした。ただ、見てると、その客席の方がね、すごく必死に暴れているのが伝わってきて、言葉でというより、髪の毛を振り乱して拳を突き上げて無我夢中でステージの4人にさらけだす姿は、見ていて感じる事があったはずです。そういう意味ではバンドがというより、全国各地にいるミオラーのためにされたスレでもあると思いました。
過激な歌詞にしろ曲調にしろありますが、たぶんそれは心の奥底でありのままに生きたい、自分を見てほしいっていう誰もが思う、他者との繋がりを望む気持ちだったりしたので、人一倍、そういう孤独でいることの辛さや悲しみを分かっている人じゃないと共感できない音楽だと思うんですよね。だから、あの場所でお互いに求めあう、それが生きる意味になっていた人もいたはずだし。恐らくそんな事はメンバーも分かっていた訳で。だから、受け止められるようにしみったれた姿は見せなかったのかなとも思いました。最後の最期まで激しい旋律に支配されたまま、アンコールもなく、本編のみで潔く終了した、そんなスレでした。ここでしか堪能できない、ライブ以上のものを見せてもらったと思います。
ありがとうございました。


Cobalt boy 『SANSO』 1st anniversary Live "屋内熱帯日" 福岡UTERO

2022-12-21 16:26:14 | LIVE

9月最後のライブはUTEROで行われたCobalt boyのライブへ。
彼ら元々あるバンドの対バンで名を連ねていたところから知って、アルバム『SANSO』を聞いた時に、余りの完成度の素晴らしさに感動してしまい、以後曲だけは聞いていたんですがライブに行く機会は無かったままだったんですけど、今回『SANSO』が発売されて1周年記念でライブをするという事で、しかも日曜の午後っていう凄く有り難い時間だったので、行く事にしました。
ワンマンという括りだったと思うんですけど、オープニングアクトとして、Art of titleというバンドが出演していました。もともとCobalt boyが好きで、特別なタイミングで一緒にやりたいとオファーをされたんだそうです。5曲くらいやったのかな?申し訳ないのですが、特に響くものは無かったので、割愛で。

1.A Drawing Boy
2.Swim Good
3.Bubble(新曲)
4.Utopia
5.hiyodori naiteru
6.Lights
7.春を待つ
8.Bloom
9.pool side
10.Silent Building(新曲)
11.New Words

ENCOLE
12.小春日和
13.fever

客席はたぶんバンドマンや関係者の方が多くて、僕等みたいなリスナーって多分殆どいなかったと思うんですが、
いざ始まってしまえばそんな事を気にせず、『SANSO』のあの、爽やかでキラキラとしたポップなサウンドに、ノスタルジックさも感じるエモいメロディー、さらに伸び伸びと紡がれる歌声が奏でる心地良さの中に溺れました。
「A Drawing Boy」の軽快な音色、「Utopia」「春を待つ」の叙情性溢れるサビのコーラス、「hiyodori naiteru」の雨の中を歩くような透明な空気、「Bloom」の解き放たれたサウンド、そういった一つ一つの楽曲ごとに丁寧に描かれた表情が聞き手をどこかの物語の世界に誘ってくれるような感覚を与えてくれました。
この日正規メンバーで出ていたのはボーカルとドラムの方だけで、ベースはArt of titleのベーシスト、キーボードもサポートと特別編成になっていました。(後にメンバーがほぼ全員脱退と公式にアナウンスされましたが...)
「pool side」で声が思うように出ずに2回やり直したりといった場面もありましたが、1周年記念という事で当然『SANSO』の曲は全曲演奏していたし、過去曲や未発表曲なんかも披露されて、過去と現在と未来を繋ぐようなそんな素敵な時間を堪能することが出来ました。

何度も何度も「ありがとう」と客席に向かって言っていましたが、むしろこっちが感謝です。
ポップさでいうと、相当好きな部類に入るバンドです。ありがとうございました。



HAZUKI TOUR'22 "THE EGØISTIC CIRCUS" 福岡DRUM Be-1

2022-12-21 15:46:45 | LIVE

プチブラバンソンのエクストリームな夜から5日後の9/20に今度はlynch.の葉月さんのソロツアー福岡公演へ。
なんと福岡2daysというレアな日程だったのですが、予定の関係上僕は初日だけ行く事になりました。
lynch.が活動休止してからまるまる半年くらいになったんですが、ちょうどこのツアーの前後にlynch,の復活と日本武道館公演が発表されて日程的にも行けそうになかったので断念したのですが、そんな訳で今年最初で最期の葉月さんです。
ソロアルバム『EGOIST』のリリースツアーでもありますが、アルバム自体が、激しくはあるんですけど、意外にバラエティーに富んでいて、メロディアスが部分が多くてしっかり聞かせるアルバムになってるんじゃないかと思いました...lynch.が活休する前から葉月さんで歌をフィーチャーしたアルバムを出されていたし、やりたかった事って歌をもっと押し出した部分かなと思ってたので、腑に落ちた所がありましたね。

この日赤ちゃんのオムツを帰りに頼まれていて、それを買ったままライブに行きました。たぶんオムツ袋を買ってライブにいった人間なんて僕くらいじゃないでしょうか。平日の連休明けというのに結構人は埋まっていたと思います。
暫くして暗転。

SE:EGOISM
1.XANADU
2.HEROIN(E)
3.COMA
4.七夕乃雷 -Shichiseki no rai-
5.CALIGULA
6.真夜中過ぎの恋(安全地帯)
7.SAD SONG
8.眩暈
9.奈落迦 -Naraka-
10.LIGHT
11.THE MIDNIGHT BLISS
12.+ULTRA
13.ROMANCE
14.AM I A LOSER?
15.BABY,I HATE U
16.CYGNUS

ENCOLE
17.七夕乃雷 -Shichiseki no rai-
18.BABY,I HATE U

ライブは葉月さん自身も、見ているフロア側もお互いに緊張と探り探りのような感覚の中で始まった印象。
1曲歌い終えると来ていた赤のジャケットを脱ぎ捨ててタンクトップ姿になった葉月さん。「自分がやらなきゃいけない」っていうソロだからこそ、全てを自分でカバーしようとするひたむきな所が凄く伝わってきました。
楽曲もヘビーではなく「七夕乃雷」以降のメロディアスであったり、バラードであったり、
「眩暈」「奈落迦」あたりのアコースティックなパートであったり、挙句カバーも披露されるなど、バラエティーに富んでいて、たぶんlynch.で出来なくも無いけどバンドのカラー的にちょっと違和感があるかなって感じの、まさしくソロならではの選曲になっていました。そして緊張されていたのか「THE MIDNIGHT BLISS」では途中で曲に入れず喉のコンディションが取れないという事でいったん捌けられてしまったのですが、それをカバーするかのようにサポートミュージシャンでの即興のセッションが始まり、最後大きく盛り上がった所で葉月さんが再度入場という形で場を繋ぐ場面もあって、マイナスな所をプラスに変えてしかもこの日ならではの特別な仕様に変えてしまい、葉月さんも思わず感謝の言葉を伝える場面もありました。
その後は「+ULTRA」から攻撃を再開し、調子を取り戻した喉からはほとばしるシャウトの応酬。「ROMANCE」では葉月さん自身がギターを持って演奏したりしつつ、「BABY,I HATE U」まで駆け抜け、最後は「CYGNUS」の一体感で「いつか皆の声が聞こえるといいなー!!」という笑顔の中で本編が終了しました。

アンコールで登場した葉月さん。「今日の分のリベンジを明日しますんで」と話していました。まあ、明日来れないけどこれはこれでレアな夜になったよ...と思いつつ聞いてました。余り曲が無いからという事でアンコールは本編でやった曲を2曲、もう一度演奏されて、この日は終演を迎えました。
ソロでは初めての福岡。しかも2daysという所の緊張はあったと思うんですけど、たぶん初めてだからこそ見れた貴重な夜でもあったと思うので、これはこれで忘れられない1日になりました。lynch.との違いみたいなものも分かったし、面白かったです。ありがとうございました。




Petit Brabancon Tour 2022 Resonance of the corpse Zepp Fukuoka

2022-12-21 14:57:43 | LIVE

speel plaatsのライブから約10日後の9/16にプチブラバンソンのライブでZepp Fukuokaに行ってきました。
元々昨年12月の結成発表から余り間を空けずに発表されたこのツアーだったので、どんなバンドかも分からないまま、京さんがボーカルならヤバいバンドに違いないと思い込み、S席15,000円を購入したので、1年近く待ってやっと行けたライブでした。当日は全席指定だったので慌てることなく入場し、ちょうどステージから6列目くらいの良席で最高でした。
yukihiroさんはACID ANDROIDとしてのパフォーマンスを2回見ていますが、ドラマーとしての姿を見るのは今回が初めてだし、このツアーに先立って発売された「Fetish」はもうエクストリームの塊のような激しいアルバムだったため、期待値が上がらないはずもなく、最高のライブになるのは約束されている状況で開演を迎えました。

SE
1.渇き
2.Don't forget
3.Ruin of Existence
4.主張に手を伸ばす修羅
5.新曲
6.come to  a screaming halt
7.非人間、独白に在らず。
8.刻
9.I kill myself
10.Pull the trigger
11.無秩序は無口と謳う
12.OBEY
13.A Praying Man
14.Isolated Spiral
15.擬音

ライブはもう、序盤の「渇き」から炸裂する野太い咆哮にゴリゴリの重低音、淡々としながらも存在感を放つドラミングが襲いかかるスリリングな音に会場中からヘッドバンキングが巻き起こっていました。「Don't forget」で着火したそのエクストリームなサウンドは相乗効果のようにかつてないボルテージで会場中の士気を上げ、間髪入れる間もなくただ降り注ぐ凶暴な音に身を委ねる事の快感に溺れさせられていました。
京さんは往年のかしこまった衣装ではなく、UROBOROSの頃のジャージだけというシンプルな服装で、「come to a screaming halt」で上半身をあらわにすると、久々に見た所狭しと入れられた刺青の凄さ。そんな痛々しい体を使って楽曲ごとに獣のような表情で叫ぶこともあれば、まるで何かに憑りつかれたように体を揺れ動かしてパフォーマンスをしたりと変幻自在に魅せていました。この衝動でやっているような感じは、昔の京さんを思い出しましたね。
たぶん、あの人の中で余分なものをそぎ落としたパフォーマンスをしたいという欲求に対して、一番ベストに表現できるのがこのプチブラバンソンなのかなと思ったりもしました。
ミヤさんはパジャマみたな格好でこちらも暴れ狂い、antzさんもステージに向かって叫んだりしつつ、若松さんはクールに黙々とこなし、yukihiroさんも同じように淡々としながらも力強い音を放っていました。中盤の「come to~」から「非人間~」そして「刻」と連なったブロックでは、静かで綺麗な音色と、醜く穢れた音色のコンストラクトが絶妙で、それが「刻」という曲で収斂していくような感覚でハイライトだったように思います。
終盤にかけても京さんの煽りはやむことは無く、「かかってこい!」「首を落としてこい!」などの殺し文句と共に、クールダウンさせることなく進行し、途中「OBEY」ではミヤさんと京さんがステージ上で楽しそうに絡むといった場面がありつつも、余念なく全てを吐き出すかのようにして最後の「擬音」まで駆け抜けていきました。
エクストリームな轟音の饗宴がいつまでもこだまする夢のようであり破壊的な夜でした。ありがとうございました。





speel plaats 2nd mini album『mirror』release "君の面影を探す" tour 福岡OP'S

2022-12-21 14:26:51 | LIVE

このライブは、ミズニウキクサが出るという事で行ってきたライブですね。
主催のspeel plaatsとか全然聞いたこともなくて、ただ、ミズニウキクサがレコ発ツアー中で、8月に行ったけど、ファイナルの小倉公演はいけないと分かっていたので、最後にもう1回くらい見れたらなあという所からのきっかけです。
この日は結構印象的な日で、台風が直撃して交通機関が麻痺して仕事も遅くなって、その帰りにいったので、ライブに行きつくまでが色々あった忘れられない1日です。そんなこんなで入場すると、全体の2/3くらいの方々で埋め尽くされてましたね。

【Sleeping Girls】
男だけなのに名前にGirlsって書いてあるのがずっと気になってるんですけどそこは今も謎のまま。
大分のバンドですね。初めて見たんですけど、この方々が一番今回の出演バンドの中でロックンロールしていたと思います。大分のバンドってこういうアクが強くて、ちょっと小生意気な感じがあるというか、それが持ち味みたいな印象を勝手に持ってるんですけど、ガレージ系だと確実に熱いバンドが沢山いると思いますね。「チケット代を上回るライブをやって帰りますんで」っていう挑発的なMCもしていたし。グループ感がしっかりしていたから見ごたえありました。
まだまだこれから伸びていきそうな気がしたので、引き続きロックンロールして頂きたい若者たちです。


【albatross】
【ミズニウキクサ】
この2バンドに関してはほぼほぼこれまで見てきたライブと変わりが無かったので書くこと無いんですよね。
セットリストもほぼほぼ一緒だったし。
固定客がついていて、短い時間でどう魅せるかっていうのを熟知されている感じがしたので。
ライブは見ていて別に悪いとは思わなかったけど、かといって敢えて書くことも....みたいな感じです。
でも、albatrossは最後にCD買いましたよ。サブスクもしてたみたいですけど、歌詞を知りたかったので、
その時のメンバーの嬉しそうな顔が、印象に残っているかな。

【speel plaats】
集客に関してだと前座のミズニウキクサが終ってどっと減ったんですけど、それでもこの日のトリとして気迫あるステージを見せていたと思います。たぶん自分達が知名度的にそんなにない事を分かった上で、できるだけの事を全力でやったというその姿がありました。汗だくで叫びながらも、笑顔で何かを伝えようとするその姿は見るものがありました。
たぶんミズニウキクサで綺麗に締めても良かったんでしょうけど、この日は、この終わり方じゃないといけなかった、そんな気がします。アンコールも呼ばれなかったのは悔しかったと思うんですけど、いつか、大きくなった時に、見返してくれたらなあと思ってます。



こんな感じで終わりました。この中の幾つが生き残るか分からないけど、全力で戦っている若者たちを見て
なんか励まされたこんなおっさんもいたので、バンド続けて欲しいと思います。ありがとうございました。


YMB 「Tender」 Release Tour ’’ありがとうのかわりに’’  福岡UTERO

2022-12-21 13:53:41 | LIVE

8/13 誕生日前ラストのライブはUTEROのYMBレコ発ライブでした。
といっても、目的は対バンである「Nagakumo」と「Deep Sea Diving Club」だったんですけど。
Nagakumoは大阪出身のまだ学生さんもいるような20代のバンドなんですけど、初めて聞いた時にもう、その音楽性が
好み過ぎて、一度生で聞きたいなと思っていました。だから、ツアーで福岡まで来ると告知された時に、もうこれは下手したら最後かもしれないという事で頑張っていく事にしました。しかも結婚式に出てたんですけど、その帰りにね(笑)

着いたのはライブが始まって1時間くらいたっていて、既にDeep Sea Diving Clubは終わっていて、Nagakumoも既にはじまっているという所でしたが、なんとか見る事が出来ました。
このシティポップでいて、ビート感もあるバンドならではの前に前に出てくるドライブ感みたいなものと、ボーカルの人の透明感溢れる歌声のシンクロニシティの心地良さ。僅か6曲程でしたが、夢のような時間を味わう事が出来ました。

ライブ後物販に行きたかったのですが、熱狂的なファンの方がメンバーに熱弁していて、話しかける余裕なんて無かったので、特に関わる機会が無かったのが残念ですが。。またいつかの機会に、という事で。
ありがとうございました。

 

この後にyoundってバンドのライブも見たんですけど、終始ゆったりとしたほのぼのとしたテンポの曲だけで構成されていて、売れるとかではなく純粋に好きな事だけをやってるんだろうなという感じの方々でした。この方々も名前だけは知っていたんですが、視る機会がなかったので、ついでに見れて良かったです。帰り際ボーカルの人と入口ですれ違ったのでお疲れ様でしたと挨拶したら不思議な顔して何か言われました。よく覚えてないけど、不思議な人でした。
まあ、そんな感じのこの日のライブでした。ありがとうございました。


ミズニ ウキクサ presents 白夜奇譚vol.7 -ミズニ ウキクサ 4th mini album 「紅を点す」リリース企画- 小倉FUSE

2022-12-21 12:43:34 | LIVE

8/6は今年2回目となるミズニウキクサのレコ発ツアー初日で小倉FUSEまで行ってきました。
よかよかきっぷを今まで通り購入しようとしたら前日までしか使えないという悲劇に見舞われつつも、
どうにか会場までたどり着くことが出来ました。
今年彼らは『花を手向け』『紅を点す』という2種類のミニアルバムをリリースする事がアナウンスされていたのですが、
『花を手向け』のリリースツアーが6月で終わり、この日から発売となる『紅を点す』のリリースツアーがこのFUSEで初日を迎えたという訳ですね。今回はノンフィクション、THE KITCHENという3バンドでの対バン形式。
実は7月のAINSELに行った時点でこのイベントに行く事は決めていたんですが、3年間ブランクが空いたので、今の彼らがどういうライブをしているのかを、純粋に知りたくて敢えてAINSELのイベントに参加したという所があります。おかげで今のバンドの空気感とかグループ感を認識できたので、助かりました。ほぼ定刻で開演。

【ノンフィクション】
自称、北九州の正統派異端児バンドです。名前だけは知ってました。アー写とか結構ふざけてる感じがあったんですけど、聞いてみると以外に暗くて、陰鬱で、激しくて、ロックで、聞かせるってバンドでした。言葉遣いとかが結構独特な所もありましたね。意外にメロディアスな部分が多くて、結構見応えありましたよ。

【THE KITCHEN】
出演したバンドの中で一番変態チックな音を出していたのがこのバンドだったかなと思います。メンバーが変わっていてサポートギターで若い女の人が入ってました。前回見たalbatrossと同じ感じで、クセが強いというか。メロディアスな部分もあるんですけど、そのクセの強い部分が全面に出ていて、しかも終盤にかけては荒々しくなっていって、全体を通して一言で形容するのが凄く難しい世界観でした。メンバー自体はたぶん滅茶苦茶若いと思うので、またそのギャップにもやられましたね。

【ミズニウキクサ】
1.躍動
2.サイダーモーション
3.ラヴァーズインオータム
4.夏の終わり
5.街
6.クロノスタシスオーケストラ

ENCOLE:バタフライ・リセクト

レコ発という事でステージ衣装が「サイダーモーション」のPV服装になっていました。
ライブはその新譜の「サイダーモーション」「ラヴァーズインオータム」が演奏されましたが、この人達「夏」の曲が多いので、なんか特別な思い入れがあるのかとも思いました。しかも夏といってもキラキラなパーティーチューンというより、瑞々しさや陰湿さだったりがイメージとして残る方々なので。どこかノスタルジックな世界に誘われた感覚のまま、気が付けばライブは定番曲「街」、そして「クロノスタシスオーケストラ」にて本編終了しました。

そしてこの日最大のサプライズはアンコールだったと思うんですけど、12/10に念願の1st ワンマンライブが開催されるというアナウンスがあり、会場中が拍手に包まれる中、「ついにここまで来た」っていう充実感にも似た表情で客席を見つめているメンバーの表情が凄く印象に残りました。

ライブ終了後に物販でサインとかしてもらったのですが、よねぴさんに「バタフライ・リセクト」のヘドバンが好きだからもっとやって欲しいと伝えたら、笑いながら頑張りますって返してくれたというエピソードとかも出来て、最後の最期まで楽しむことが出来ました。ありがとうございました。


元EMPiRE 「元EMPiREなりのラストツアー」 Zepp Fukuoka

2022-12-21 12:36:53 | LIVE

元EMPiREは元々WACKアイドルなので、いつか行こう行こうと思って行けずじまいが、いきなり6月のライブで解散しますと発表されて、配信で解散ライブ見ていたらJxSxKが出てきてその場でラストツアーがあること、さらに改名して再スタートする事などが矢継ぎ早にアナウンスされて、なんなんだこのカオスっぷりは思ったものでした。たぶん移籍にするにあたってEMPiREという名前が使えなかったので、改名せざる得なかったけど、今後の活動を盛り上げるために、敢えて解散というワードを使ったのかなと思いました。実際のところは知らんけど。でもまあ、元とはいえ、EMPiREとして活動する事はないので、この機会に行っておくかという感じです。

別にメンバーの顔と名前も知らないし、振り付けとかも全然分からないんですけど、楽曲だけは聞いてました。だから、これまでリリースされたアルバムは把握しているし、ダンスフロアとかで踊り狂うようなナンバーが多いイメージはありました。WACKの中でもよりそっちよりの印象です。

この日のライブは平日の18時半という社会人泣かせの予定だったので、定時と同時に電車に飛び乗って、到着したのは開演10分前くらいでした。こんな事になるだろうと最初から2F席を取っていたので、クールダウンして臨めました。

SE
1.EASTER HEAD
2.Have it my way
3.WE ARE THE WORLD
4.TOKYO MOONLIGHT
5.Hey! Hey!
6.To continue
7.RiGHT NOW
8.Black t the dreamlight
9.I don't cry anymore
10.NEVER ENDiNG
11.きっと君と
12.I have to go
13.Haggling
14.S.O.S
15.SELFiSH PEOPLE
16.I have a chance!!
17.Chase your back
18.EMPiRE originals
19.SUPER FEELiNG GOOD

ENCOLE
20.曲がりくねった道の
21.MAD LOVE

ラストツアーといいつつも、本当の意味での解散ではないので、そこにしんみりした寂しさみたいなものは本人達にもエージェント達にも無かったと思います。むしろ、これまでの集大成的なベストオブベストなセトリで20曲近くを披露する事で、それまでの自分達の活動に一つケリをつける、そんな意味合いが強かったように感じます。
まあ、ぶっちゃけ、キャパシティの大きい会場を埋めるために、敢えて解散っていうワードとラストツアーという形にする事で、僕みたいな人間を1人でも多く入れる事に目的があった、話題作りがメインな感じもしなくない。
そんな事思いつつも、ライブはこれまでにもあったとようにメンバーがほぼ休みなくノンストップで楽曲を披露し、エージェント達がそれに呼応するように盛り上がるというWACKならではのスパルタスタイルで昇華されていきました。
終盤位で、今日が誕生日だというnowさんのトークコーナーがあって、唯一の休憩タイムといったらそこだけだったかな。とにかく歌う、叫ぶ、踊る、煽るで、出し惜しみなくトータル約2時間のライブは駆け抜けていきました。

何度も合間に感謝の言葉を口にすることはあっても、解散理由や改名理由についてはステージ上で語られる事はありませんでした。ただステージ上で見ていた彼女達に、第二期BiSで見たようなギスギス感みたいなものは無かったので、全員がもう前を向いて取り組んでいるんだろうなとは感じました。

印象に残ったのはそんなところかな?
ExWHYZのライブは他のライブと重なってから行けなかったけど、応援はしてます。
ありがとうございました。