6SN7シングルアンプを作ってみました
ギターアンプなんでモノラルです
回路図
ギターのピックアップ信号は弱いので、オペアンプで増幅します
まずJ-FETで受けてインピーダンス変換
これはオペアンプの入力インピーダンスが低い場合に備えての段
在庫のあった2sk303を使いました
idssは5mAくらいのを選択
次にオペアンプでバッファ
J-FETあるから無駄かもしれないがバッファ段です
最後にオペアンプで2〜22倍の増幅段
オペアンプはMUSES8820にしました
MUSES02は圧倒的でしたが、ギターアンプには勿体無い(笑)
続いて真空管セクション
カップリングコンデンサで結合した普通の2段増幅です
ヴォリュームの位置が2段目の前にあるのが特徴的
初段でオーバードライブする場合に備えて(笑)
出力トランスはT-600、かつ無帰還
6SN7内部抵抗が8kくらいで負荷7kだからちょっと緩いかな
これで0.3Wくらいのミニワッターになってます
ピークやディップなくて高低が素直に落ちています
ギターアンプならもっと狭帯域でもいいくらいですが、音楽聴くこともあるかも,と思って成り行きに任せました
218V、10mA程度で余裕ある動作点です
実はアダプターを使って12AU7を挿せるようになっています
12AU7だとギリギリの動作点ですね
あくまで実験的要素です
ヒーター電力が少ないから省エネにはなるかも
まず裏面
ヒーター電力が少ないから省エネにはなるかも
まず裏面
右手に電源を集約
熱くなりそう
→ ヒータートランスは48℃、ブリッジダイオードヒートシンクも48℃
触ると熱いけどまだ余裕ある感じ
真空管のガードにU字ボルトを設置しています
中古球だけどRCA 6SN7GTBを驕っています
→ ガラス表面で60℃
触れないけど、ヒーター電力からしてまあこんなもんでしょ
RCAはCCCP 6H8Cよりうるおいあるように聴こえています
音楽聴くなら6H8CじゃなくてRCA 6SN7 GTBでしょうね
残念ながら吊りフィラメントじゃないですけど
トランスの方向は電源トランスと出力トランスで変えています
ハム対策ですね
スピーカーはF77G98-6
スピーカーはF77G98-6
秋月さんで250円だったやつ
これを後面解放で使います
このスピーカーは下ろしたてはモガモガしててクソか!と思いますが、しばらくエージングしてやると帯域広がり抜けが良くなります
後面解放ですが、思ったより低音出てて、しかも抜けがいいです
ボーカルが飛んでくる感じ
最後に表面
筐体はセリアの木箱を組み合わせてセラックニスで仕上げました
電源オンでネオンランプが点きます
ぼんやりオレンジです
6SN7のフィラメントとどっこいですから意味ないかも
おまけでバラック状態
2本組出来ない球をゴソゴソと探してみると
TEN通測用があったんで使ってみましょう
昭和33年製ですって
さすが国産
ロゴが正面に決まります
音はちょっと大人しい感じ?
膨らまずカチッとしてるかな
これもいいね
甥っ子に送りました
使ってくれるかな?