デカップリングコンデンサの計算方法は
こちらの図2に書いてある計算式によります
ちゃんと計算してみよう
BWは低域側の-3dBポイントで単位Hz
Ra=100k
C2=100μ
BW1=0.03
Rin=100k
Cin=1μ
BW2=1.6
R1=1k
C1=10μ
BW3=16
Rload=10k
Cout=10μ
BW4=1.6
BW1<BW2、3、4 で、0.1くらいの比率にすればよいのでok
むしろBW1が小さいのでC2を10μにしてもokでしょう
でもBW3が大きすぎ
1.6にするには
R1
C1
を10倍大きくすること
C1を100μにすればよいが、R1は1kより小さくできない
よって、ゲインはR2を調整することになる
ゲイン計算は
初段 11倍
RIAA 0.1倍
2段目 11倍
から、12倍
少なっ!
以下追記修正しました
MMで2.5mVを入力とすれば、1Vにするなら、200倍は欲しい
RIAAでの損失を考慮すると、2000倍だ
初段100倍、2段20倍といったところか
MCだとさらに10倍なので、初段1000倍になる
ノイズが怖いねー
まあこんなとこかな
MM 初段20倍、2段100倍
MC 初段200倍、2段100倍
ぺるけさんがカートリッジの公称と最大出力を
こちらまとめてくださっております
一般人なら
SHURE V15TypeIII 公称3.5mV 最大25mV~32mV
が標準と考えていいんじゃないかな
ここはキリよく30mVrmsとしましょう
MMで30mVrmsを最大入力とすれば、電源電圧から考えても3VrmsMAXだから100倍
RIAAでの損失を考慮すると、1000倍
MCなら10000倍
初段20倍、2段50倍といったところか
MCだとさらに10倍くらいなので、初段200倍になる
初段
R1=1k
R2=19k、MCは199k
実際には入手容易な値で、R2=22k//200k=19.8k、MCは200k
2段
実際には入手容易な値で、R2=47k
これで初段21倍、2段48倍、総計1008倍、RIAA考慮で100.8倍
MCは初段201倍、総計9648倍、RIAA考慮で964.8倍
この定数にて、カーボン抵抗で実験してみましょう
オペアンプソケット周りが混雑してるので整理もしたい
下駄付きが挿せないから
コンデンサは入れ替えて
C1 100μ
C2 10μ
にしましょう
オペアンプはmuses02、OPA627じゃオーバースペックなので、数百円クラスのに入れ替えましょう
部品代の8割をオペアンプ代とか奮発しすぎですよ(笑)
手持ちで余ってるLT1369あたりはどうかな?