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小笠原旅行と趣味(オーディオ,カメラ,自転車)

PX-E860ハムノイズ考察⇨実験して実装済み

2022-10-29 08:08:00 | オーディオ
PX-E860に限らず、DP-29Fでも同様に、
・内蔵フォノイコライザで聴くとハムノイズが無い
・カートリッジ直だとハムノイズが出る
※PX-E800は未確認、フォノイコライザ基板の電源配線が違うので発生しないかも

つまり、カートリッジからフォノイコライザまでの経路ではハムノイズは乗っていない
この点からして、カートリッジ、トーンアームに措置するのは効果が薄いと思われる
まあ極細シールドケーブルで配線してるからノイズ耐性はあると思う

内蔵フォノイコライザをオフにする場合にのみハムノイズが乗るならば、フォノイコライザ基板近傍でハムノイズが乗っているのではないか?

■電源事情
・イコライザとモーターは共通の電源を使用
・電源は小さいトランスで降圧(おそらく9〜10V)、ブリッジ整流して1000μFで平滑、12Vを得ていると思われる
・消費電力表示3W程度から逆算すると250mA程度
 イコライザのオペアンプはせいぜい10mA
 モーターは240mA
・負荷は12V÷250mA=50Ω
・リップルはぺるけさんのリップル計算用グラフによれば、4%であり12Vの4%は480mV




■内蔵フォノイコライザの場合の経路
 カートリッジ
 極細シールドケーブル
 フォノイコライザ基板にハンダ付けされて2〜3cmくらいでオペアンプに至る
 切り替えスイッチ
 シールドケーブル

図にすると以下
赤青は信号
緑は電源



■カートリッジ直での場合の経路
 カートリッジ
 極細シールドケーブル
 フォノイコライザ基板にハンダ付けされて切り替えスイッチを経由してぐるっと10cmくらい
 シールドケーブル

図にすると以下
赤青が信号
緑は電源



・微弱な信号を基板上の細い銅箔で剥き身で引き回している
・電源と信号が交差している

■トランス、モーター、イコライザ基板の配置

トランスは斜めになっていて磁気漏洩に考慮していますね
モーターは剥き身です




■仮説
仮説1 電源からの飛びつき ※可能性高い
・モーター回転と同時にリップルが480mVに増加 ⇨ 50mVrmsの三角波でした
・フォノイコライザ基板での信号と電源の交差部分でリップルが飛びつき
仮説2 モーター磁気漏洩飛びつき ※可能性低い
・モーター回転と同時に磁気漏洩
フォノイコライザ基板の引き回し部分に飛びつき
仮説3 トランスからの飛びつき ※可能性低い
・モーター回転と同時に磁気漏洩
フォノイコライザ基板の引き回し部分に飛びつき

■改善案
案1 リップルを減らす ※仮説1対策
案2 信号線を電源から離す ※仮説1対策
案3 カートリッジからの信号はシールドケーブルで直出しする(フォノイコライザ撤去)  ※仮説1、2、3対策
案4 スイッチまでの配線はフォノイコライザ基板パターンを使わずにシールド線を使用する ※仮説1、2、3対策
案5 フォノイコライザとモーターの電源を別ける ※仮説1対策
案6 電源をACアダプター化 ※仮説3対策

自分のPX-E860のフォノイコライザ基板は不調なので案1、案3、案6がいいんじゃないかと思う
フォノイコライザ基板が好調なら案1、案6かな

■実験予定
・三端子レギュレータでリップルを減らす
・さらにACアダプターで給電する
・カートリッジから直出し

■PX-E860の試験時推定
そもそもフォノイコライザを持っていない層に向けて訴求する商品である
内蔵フォノイコライザありき
試験は内蔵フォノイコライザ使用を前提
内蔵フォノイコライザ使わずに聴く人はかなり少数派で無視できる
結果、内蔵フォノイコライザでノイズないからいっか!

知らんけど(笑)


■実験1 モーター有無でのリップル
結論 モーターONでリップルは増えなかった

下図はモーターONでのDCに乗る三角波
50mVrmsくらい
モーターは電源を汚すってことですね
オペアンプならノイズ除去で何事もなく動作するでしょうね

電源電圧を測ってみると
 無負荷電圧 13.2V
 モーターON電圧 12.2V
でした



■実験2   内蔵フォノイコライザ撤去、フォノケーブル直結
結論 ハム音皆無

やはり内蔵フォノイコライザ部分でハムが乗っていた模様
カートリッジから出ている極細シールド線をRCAケーブル直結したらハム音がしません
フォノイコライザ撤去しただけなんで、電源線、トランス、モーターのいずれかは分別できませんでした

しかしながら、周囲の磁気ノイズを拾っているようで、電源入っていなくてもジー音がします
気になるのはシールド線のハンダ付け部分で、信号線の一部が露出しています

ちなみに剥いてみたらRCAケーブルはシールド線でした




■実験3   信号線をシールドで覆う
結論 信号線をシールドで完全に覆うとジー音が消える

導電性アルミテープでシールドと導通させ、信号線を覆いました
アース線も繋ぎました
黒い細い線が出てきていてグランドに接続されていました
カートリッジ部をグリグリするとシェルがトーンアームから抜けまして、接続部分でトーンアームに黒い細い線が接触しています
なんと、トーンアームはアースされているんですよ


■実験後の姿

灰色の線はモガミさんの2799です
実験3で確かめたアルミテープによるシールドをし、絶縁材で養生しました



この良さげに見えるRCA端子は千石さんで100円で投げ売りしていたもの
黒い線はアース線で圧着端子で仕上げています



PH53で試聴してみると、100pF負荷が高域伸びて気持ちいいです
220pFだとロールオフ早めに聴こえます
ちょっと違うか、ピークがある感じなのかな?

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DP-29F届きました⇨完動品

2022-10-29 05:24:00 | オーディオ
DENON DP-29Fが届きました

針先にホコリが固まってたし、ターンテーブルシートに裂けがあったり、説明にないこともありましたが、安かったしね(笑)
1円じゃ動かなくても文句言えないよ

お掃除して動作確認

針先クリーニングしてみたところでは先端が尖っていますね、大丈夫そうです
ゴムベルトは弾力あってまだ使えそう
ストロボスコープで33 1/3、45共に回転数ok
手動での操作ok
オートスタートok
オートリターンok
モーター回ると若干回転音がするのが気になるが…個体差レベルかな

アンプと接続してみます
電源入れてもジーノイズ出ません
モーター回転させてもハムノイズ出ません ⇨ 外部フォノイコライザにしたらハム出ます
これは優秀ですねー

内蔵フォノイコライザで聴いてみます
モーター回転音はカートリッジの鳴きより小さいです(笑)
歪み感はないが高域のロールオフが早そう
PX-E800と同じ印象ですね
まあ不足なく鳴っています
あ、ソースは1番手前にあった甲斐バンドね(笑)



カートリッジとシールド線はハンダ付けされていました
DSN-84はATN-3600と形が同じでしたが、ガード付きでオーテクマーク無し
⇨よくみると微妙に形が違う部分がありますが、互換性はあるようです
PX-E860と違ってカチってハマりますので安心感あります


ディスクスタビライザーを乗せてみましたが回転数は落ちません
300gには耐え切れます
気のせいか、音が安定したような気がします
ピッチの不安定さがないと言うか



アルミダイキャストターンテーブルはプラターンテーブルに比べ重量の観点で有利だけど、弾くとチーンって鳴きます
鳴き止めしないとまずいように思います
でもターンテーブル外周の隙間が5ミリくらいしかなくてゴムで巻く手は使えない
シートでダンプするか、内側にダンプ材を貼り付けるか、ですかねー
⇨ 付属のシートでうまくダンプされていて、コン、と言う程度です




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PX-E860にディスクスタビライザー

2022-10-27 22:19:00 | オーディオ
PX-E860にディスクスタビライザーを乗っけてみました
回転数は変わらない
300gには耐えられるらしい
でもダストカバーに接触するので数ミリ低くしないと使えない



ちょい低め、軽めのディスクスタビライザーを作ってみましょうかね


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PX-E860試聴⇨可動品

2022-10-27 22:12:00 | オーディオ
1100円のPX-E860
ゴムベルトが緩いのでゴムテグスで輪っかを作って入れ替えました
モーター先端のタイコは中央が太った樽状でした
ゴムベルトだと中央が基準で回りますが、ゴムテグスだと樽状の上部で細くなっている部分を基準に回ります
なので、回転数が遅くなるんですね
33 1/3の回転数が微妙に遅いのでモーターの調整して回転数合わせ込みます
うん、一定で回転数狂う事はありません
なんだか内蔵フォノイコライザ出力レベルが低すぎです
フルボリュームでちょうどいいくらい
音が軽い
なんかおかしい
内蔵フォノイコライザをバイパスしてCEC PH53でイコライズ
ちょっとはマシになるはずだよね
実際、低音の沈み込み、高音の伸びはよいと感じます
やはり外部フォノイコライザを通すべきなんじゃないかな





針はオーテクマークなし
ダンプ効いていてゆっくり落ちます
ちなみにカートリッジとトーンアーム内部ワイヤーはハンダ付けです



ハラワタ



フォノイコライザ基板


整流基板とモーター



トーンアームからフォノイコライザへの配線
トーンアーム内部は極細シールド線
黒い線はアース線だけどシールドと同じ扱いで、意味あるのか不明



トランスからのAC青色と整流後のDC赤色をくっつけちゃダメじゃないかな?
ハムが乗るんじゃない?



やはりPX-E800では聞こえなかったハムやジーノイズが聞こえます ⇨ 多分内蔵フォノイコライザオフだとPX-E800でも出ると推定
個体差じゃないくてPX-E860の持病なんじゃないか?
電源入っているだけでジーノイズ ⇨ 電源入って無くても右chからジーノイズ出ます
カートリッジからRCAケーブルまでの経路で外部ノイズを拾っていますね
モーター回るとハムノイズ
音が流れていれば気にならないレベルですけど

改造は
 トランス撤去
 整流基板撤去
 フォノイコライザ撤去
 ACアダプター駆動
 7809でリップル抑制かつ電圧低減
 RCAケーブル入れ替え
といったとこかなー

まず電池駆動してノイズ状況みた方がいいかな?
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PX-E800試聴⇨新同品でしょう

2022-10-27 19:53:00 | オーディオ
PX-E800を試聴
ソースは甲斐バンド、この愛にさよなら
ジャンク箱から110円で救出して来た盤



うん、盤の状態がいいね
スクラッチノイズもないし、歪み感もない
これ110円のわけがないでしょう
もっと高くていい(笑)
ハードオフの人の値付け感覚がわけわからない

PX-E800の針が新品じゃないかってくらい状態がよい
内蔵フォノイコライザで聴いていますが不足なくいい音ですよ
高域のロールオフが早いような気もするが、カートリッジの限界か?
気にしていたハムノイズや異音も聞こえない



いい買い物でした
やはり勿体無くて改造出来ません(笑)
動態保存だな
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