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TDA1543左右分離10パラ+電流LPF+J-FET IV+デジタルアイソレータ動作しました

2022-07-11 22:11:00 | オーディオ
TDA1543の10パラを組み立てました
技術トピックは
 10パラ
 デジタルアイソレータ
 信号を左右分離
 J-FET IV
 LPF
です

ラズパイからI2Sを出力
デジタルアイソレータでグランド、信号分離
TDA1543左右分離して10パラ化
正相6、逆相4で都合2パラの信号レベルになっています

10パラ分のオフセット電流を相殺するため、2SK303(6mA)2個と2SK2880(3.1mA)による電流源としました

2N5461によるJ-FET IV

後段には自作コイルとERO1830による3次バタワース電流LPF
定数は6800pF、5mH、1500pF
カットオフ33kHzくらい
コンデンサ銘柄は他にも買ってあるので、今後入れ替えて試してみましょう

IV抵抗はDale CMF55の1kΩを奢りました
秋月カーボンの52倍のお値段です
音響用抵抗の中ではお安い方ですけどね
ススムのチップ抵抗も試しましたが、なんだか高域が詰まった感じでこじんまりしてて、Daleの方が開放的で好みです

ヘッドホンアンプにDCカットコンデンサが入っているので、カップリングコンデンサは省略です
入れるとしたら、ここはcross  capかASCでしょうね
オレンジドロップの0.47も試すと面白いかな



全景
放熱に役立つかもしれないので10ミリ角の真鍮棒100ミリ長さのを載せてみました
真鍮棒はホームセンターで2〜3百円です
重りを載せるのはラ技の常套手段ですね
もっと重い方がいいかな?



いつもの1kHz、0dBのサイン波です

黄はDAC出力電圧波形で4.9〜6.7Vの振幅
青は出力波形で1.3〜4.7Vの振幅
電流源はあと1mA絞れますね

黄の階段状に比して青は滑らかな波形になっています



さてこれ↓は波形でおわかりの通り、ash like  snowですが、黄の波形から青の波形に変化する際に随分と滑らかになっていて、LPFが効いているようですね




DACチップが随分と電流を喰うようで、7808が発熱しています
ヒートシンクは熱い風呂くらいだから大丈夫だとは思いますけど
7808は60°C、ヒートシンクは50℃くらいです

意外ですが思ったより真鍮棒が熱くなっています
50℃くらいになっています
TDA1543は随分発熱するようです

パラ数増やすと大味でズンドコした低音になるかなと思っていたらそうではなかったです
パーツグレードが上がったせいもあるでしょうが、全体に滑らかでリッチな感触を得ました
低音も出ていないわけではなく、悪目立ちしない、スッキリした低音です
低音が多めの曲を聴けば、ちゃんと深い低音が出ていることがわかります

エージングでどう化けるでしょうね


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