何処でもらったのか、風邪を引いてしまいました。
喉の痛み、咳、鼻水、少々頭がぼーっとしています。
ですので、ほとんど外出せずに昨日は借りてきた映画『ラストコーション』を見ました。
香港と上海を舞台に、抗日のスパイとそれを取り締まる男との禁断の恋、と言う事でもう10年前くらいから見たかった映画でした。
(ストーリー)
1938年、日中戦争の激化によって混乱する中国本土から香港に逃れていた女子大学生・王佳芝(ワン・チアチー)は、学友・鄺祐民(クァン・ユイミン)の勧誘で抗日運動をかかげる学生劇団に入団。
やがて劇団は実戦をともなう抗日活動へと傾斜してゆく。
翌1939年、佳芝も抗日地下工作員(スパイ)として活動することを決意し、暗殺の機を窺うため麦(マイ)夫人として特務機関の易(イー)を誘惑したが、
工作員としての未熟さと、易の厳しい警戒で暗殺は未遂に終わった。
3年後、日中戦争開戦から6年目の1942年、特務機関の中心人物に昇進していた易暗殺計画の工作員として上海の国民党抗日組織から再度抜擢された佳芝は、
特訓を受けて易に接触したが、たびたび激しい性愛を交わすうち、特務機関員という職務上、すさまじい孤独の苦悩を抱える易にいつしか魅かれてゆく。
工作員として命がけの使命を持ちながら、敵対する易に心を寄せてしまった佳芝は…。(Wikipediaからのコピペ)
イーを演じるトニー.レオンとチアチーを演じるこれがデビュー作のタン.ウェイの緊張感のある演技が、心に残りました。
2人とも目の演技が凄い、そして仕草。
抗日のスパイを見つけ出して処刑する、と言う国を売るような職務に就くイーは、常に心に鬱屈を抱えていて孤独で寡黙。
それが真実としてトニーレオンの身体から流れ出てくるようです。
本当は学友クァンを愛しているのに任務からイーに近づき誘惑するこれまた切なすぎるチアチーを演じるタン.ウェイも美しく激しく哀しい。
この映画では、荒々しいともいえる性行為のシーンが幾度か出てきます。
このシーンは賛否両論あるようですが、私的にはこれらのシーンがないと最後のイーの底なし沼のような孤独感を十分に描き切れなかったと思うので
ありです。
それに、全くエロティックには感じません。
行為の最中の挑むようなチアチーのまなざし、快楽であるはずなのに苦痛に満ちたイーの顔。
深い心の空洞を埋め合いたい激しい格闘技のような行為に見えました。
幾つか印象的な場面がありましたが
個人的には、イーの心を確かめるかのようにチアチーが「香港に帰る」とそれとなくイーに知らせ
部屋に入って来たイーに「嫌いよ」とつぶやきます。
イーが「君を信じている、他の誰のことも長い間信じなかったけど、君のことは信じている、それでも香港に帰るのか。」とチアチーに告白する場面が好きです。
すがるような愛のこもったイーの目がステキです。
チアチーに指輪を送る時のイーの彼女を信じ切っている優しい顔もいいです。
このままでは、イーは抗日の仲間に殺されてしまう、でもそのために命を懸けていままでやってきた、イーに「逃げて」と言うべきか否か、と逡巡するチアチーの一連の顔の表情も捨てがたいです。
チアチーの腋毛もリアリティを感じさせて良かったです。
監督にその時代の女性は処理していなかったので処理しないで、と言われたそうです。
戦争によって翻弄された二人、虚無感と孤独にあえぐ二人は極限状態だからこそ求めあった、そうするしかなかった、二人は戦争の被害者でもあったのだと思いました。
映画『愛の嵐』を思い出しました。
これは、やっぱり映画館で観たかったです。
隣でりんちゃんがにゃんにゃんなくし、あ~洗濯物入れなくちゃ、とか余計な雑念が入っちゃって
喉の痛み、咳、鼻水、少々頭がぼーっとしています。
ですので、ほとんど外出せずに昨日は借りてきた映画『ラストコーション』を見ました。
香港と上海を舞台に、抗日のスパイとそれを取り締まる男との禁断の恋、と言う事でもう10年前くらいから見たかった映画でした。
(ストーリー)
1938年、日中戦争の激化によって混乱する中国本土から香港に逃れていた女子大学生・王佳芝(ワン・チアチー)は、学友・鄺祐民(クァン・ユイミン)の勧誘で抗日運動をかかげる学生劇団に入団。
やがて劇団は実戦をともなう抗日活動へと傾斜してゆく。
翌1939年、佳芝も抗日地下工作員(スパイ)として活動することを決意し、暗殺の機を窺うため麦(マイ)夫人として特務機関の易(イー)を誘惑したが、
工作員としての未熟さと、易の厳しい警戒で暗殺は未遂に終わった。
3年後、日中戦争開戦から6年目の1942年、特務機関の中心人物に昇進していた易暗殺計画の工作員として上海の国民党抗日組織から再度抜擢された佳芝は、
特訓を受けて易に接触したが、たびたび激しい性愛を交わすうち、特務機関員という職務上、すさまじい孤独の苦悩を抱える易にいつしか魅かれてゆく。
工作員として命がけの使命を持ちながら、敵対する易に心を寄せてしまった佳芝は…。(Wikipediaからのコピペ)
イーを演じるトニー.レオンとチアチーを演じるこれがデビュー作のタン.ウェイの緊張感のある演技が、心に残りました。
2人とも目の演技が凄い、そして仕草。
抗日のスパイを見つけ出して処刑する、と言う国を売るような職務に就くイーは、常に心に鬱屈を抱えていて孤独で寡黙。
それが真実としてトニーレオンの身体から流れ出てくるようです。
本当は学友クァンを愛しているのに任務からイーに近づき誘惑するこれまた切なすぎるチアチーを演じるタン.ウェイも美しく激しく哀しい。
この映画では、荒々しいともいえる性行為のシーンが幾度か出てきます。
このシーンは賛否両論あるようですが、私的にはこれらのシーンがないと最後のイーの底なし沼のような孤独感を十分に描き切れなかったと思うので
ありです。
それに、全くエロティックには感じません。
行為の最中の挑むようなチアチーのまなざし、快楽であるはずなのに苦痛に満ちたイーの顔。
深い心の空洞を埋め合いたい激しい格闘技のような行為に見えました。
幾つか印象的な場面がありましたが
個人的には、イーの心を確かめるかのようにチアチーが「香港に帰る」とそれとなくイーに知らせ
部屋に入って来たイーに「嫌いよ」とつぶやきます。
イーが「君を信じている、他の誰のことも長い間信じなかったけど、君のことは信じている、それでも香港に帰るのか。」とチアチーに告白する場面が好きです。
すがるような愛のこもったイーの目がステキです。
チアチーに指輪を送る時のイーの彼女を信じ切っている優しい顔もいいです。
このままでは、イーは抗日の仲間に殺されてしまう、でもそのために命を懸けていままでやってきた、イーに「逃げて」と言うべきか否か、と逡巡するチアチーの一連の顔の表情も捨てがたいです。
チアチーの腋毛もリアリティを感じさせて良かったです。
監督にその時代の女性は処理していなかったので処理しないで、と言われたそうです。
戦争によって翻弄された二人、虚無感と孤独にあえぐ二人は極限状態だからこそ求めあった、そうするしかなかった、二人は戦争の被害者でもあったのだと思いました。
映画『愛の嵐』を思い出しました。
これは、やっぱり映画館で観たかったです。
隣でりんちゃんがにゃんにゃんなくし、あ~洗濯物入れなくちゃ、とか余計な雑念が入っちゃって