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狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

映画〈すばらしき映画音楽たち〉を観てきた。

2017-11-10 14:20:47 | 映画
月曜日のことになりますが、上映があと二日で終わってしまうと言う事で

外出続きでへとへとになった体にムチ打って〈すばらしき映画音楽たち〉という映画音楽のドキュメンタリーを観てきました。


(あらすじ)

ハリウッド映画の主題歌やメインテーマは、どのようにして生まれるのか。

映像からイメージされた旋律が、オーケストラの演奏などを通じて映画音楽になる過程を取材。

ピアノのシンプルなメロディーが『E.T.』のテーマ曲へと変わっていく様子や、

『ライオン・キング』でオスカーを受賞し、数多くの大作に携わってきたハンス・ジマーの苦悩など、知られざる映画音楽の裏側を明らかにする。

(シネマトゥデイ からのコピー)


映画としての出来を疑問視するレビューもありましたが、

そんな事より断片的ではあっても、健康的な楽しさがあった昔のハリウッド映画のシーンと音楽の数々を味わうことが出来て本当に楽しかったです。

〈荒野の七人〉〈ウエストサイド物語〉〈007 ドクターノオ〉〈卒業〉〈ロッキー〉〈スターウォーズ〉〈E.T〉〈ジュラシックパーク〉他多数

もちろん映画には音楽が欠かせない事は分かっていましたが

そんなに注目して観ていたかと問われると、否。

この映画を観て、いかに作曲家達がその天才的な才能を駆使し、真剣に音楽に取り組んでいるのかが分かり、

これからはもっと音楽にも目を向けながら観ようと思いました。


無から何かを作り上げるのは本当に大変な事ですが

映画音楽に関しては、そのプレッシャーたるや!作曲家が「依頼があった場合、やる気なんて出ない、ただ恐ろしいだけ。」と語っています。

映画を製作しいざその映像に音楽を付ける時は、もうすでにアメリカ中で大金をかけての宣伝が繰り広げられている時だそうで

その宣伝を見ると、本当に無事に音楽が出来るのか、と恐怖で足がすくむそうです。

映画会社からも「この映画には巨額な資金がつぎ込まれているんだ、よろしく頼むよ。」と、想像を絶するプレッシャーがかけられるそうで、怖い事ですね。


映像をいかにより素晴らしく盛り上げるか、緊迫感、恐怖感、絶望、希望、輝き、美しさ、その音を生み出す作曲家たちの天才ぶりも余す所なく伝えられています。

作曲し、その曲が素晴らしいかどうかは、先ず自分がその音を聴いて鳥肌が立つかどうかだ、と作曲家ヘイター.ペレイラが語っていたのが印象的でした。

決しておごりなんかじゃなく、自分が感動しなければ他人を感動させることなんか出来ない、とも言っていました。


映像を見ながら作曲し、監督と話し合いながらスタジオでオーケストラが演奏するのを監修し、後はPCに向かってひたすら編集。


今度から仕事に打ち込む姿に敬意を払いながら、映画を観ることにいたしましょう。




本格的に映画に目覚めた映画〈ウェストサイドストーリー〉4度も観ました。


この映画音楽は、ストーリーと同じくらいの役目をしていると思います〈卒業〉


真っ当な娘のお婿さんが大好きな映画〈ロッキー〉


この映画を作ったマット.シュレーダー監督は、このドキュメンタリー映画制作のために

キャリアを積んできたテレビ局CBSを退社したそうです。

資金集めにも苦労し、2015年にクラウドファンドを立ち上げ、一般からの資金を募りました。

当初の目標は4万ドルでしたが、最終的には12万ドル以上が集まる大成功プロジェクトになりました。
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