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享保雛

2018年03月03日 14時54分25秒 | 花野草

享保雛の特徴は、顔の形は面長で、切れ長な目と少し開けた口、細くて白い手などが挙げられます。また、女雛は赤い袴を着て、中には綿を入れて膨らませた形になっています。これは、公家の正装が朝鮮半島から流入したこともあり、朝鮮のしきたりとして、女性の正式な座り方が片膝を立てる形だったため、これを隠すために、あえて綿を入れて膨らませた雛人形にしたようです。華やかな時代を表すように、豪華な金襴なども装束に使用されており、男雛は束帯風で両袖を張った形で太刀を差して笏を手にして、女雛は五衣、唐衣姿に天冠といった点も、人々が贅を好んだ時代に生まれた享保雛の特徴といえるでしょう。

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