Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ビーチボーイズを聞く

2008年10月05日 | CD・DVD・カセット・レコード
 今の大学生には「ビーチボーイズ」なんて、むちゃくちゃ「ダサイ」響きがするのでしょうが、40代のぼくにとっては、「ダサイ」どころか、手を合わせて拝みたくなるくらいすごいロックグループです。ちなみに10年くらい前に反町隆史と竹野内豊が出ていた湘南あたりをテーマにした同名のテレビドラマがありましたけど、そんなものと比べちゃあ・・・いけません。
 ビーチボーイズといえば、「このグループが好き」というタイプには二通りあるのだと思います。まずはそのテーマソングみたいなサーフィンソングですね。以前、ガムランの仕事で夏にどこかの海岸に行ったとき、バンドがサーフィンU.S.A.を演奏していて、観客の一人のおじさんが、のりのりで踊っていたことを思い出します。ぼくはそのタイプではなく、アルバムでいえばPET SOUNDS派です。当時はクラシック音楽を勉強していたせいもあると思いますが、このレコードアルバムを擦り切れるほど聞きました。完璧に曲を記憶しています。
 ポピュラー音楽論のジャズ音楽の授業準備をしているとき、なぜか突然、これが聞きたくなりました。全くジャズと脈絡がないんですが。その時点で授業の準備は中止。ほとんど10代の世界に逆戻りです。聞き始めたら、次も、次もと聞きたくてやめられないじゃないですか!でも音楽は本当に時代を映す鏡なんだなあ、と実感します。ちなみに数日前はツェッペリンIVを聞いて感動してました。昔の音楽を聴くおじさんって、なんか寂しいですよね。こういうとき、若い学生たちとの距離をものすごーく感じます。