Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

エイサー音楽の定義とは

2008年10月04日 | 家・わたくしごと
 観光客がたくさん訪れるアウトレットモールで偶然、エイサーに出くわした。立ち止まって演技を見るのは、たぶん本土からやってきた観光客である。もちろんイベントそのものも買い物客を対象にしている。
 私は観光客のためにエイサーを上演することに否定的な考えが持っていない。演者たちはパーランクーを片手に精一杯の演技をしていて、見ていても気持ちがいい。きっと初めてエイサーを見る観光客にも好印象を与えるだろう。
 しかし私が少し考えてしまったのは、その音楽である。今、エイサーは沖縄ポップをはじめ、さまざまな音楽が用いられる。私が見る限りエイサーにとって重要なのは、エイサーを演舞する側の服装、太鼓のたたき方、振り付けなどで、音楽の定義というのがいまいちよくわからない。今回もロックミュージック(たぶん沖縄のミュージシャンのものだと思うのだが)が演舞の曲に用いられていた。沖縄産であれば、どんな音楽でもよいのだろうか?
 私が沖縄に来てから約10年間のエイサーを見る限り、それに用いられる音楽のジャンルはどんどん広がりつつある。この先、「世界音楽」すべてがエイサーの音楽に取り入れられる可能性だって無きにしも非ずである。あと何年かすれば、バリのガムランでエイサーを上演する時代が到来するかもしれないのだ。それだけ可能性を秘めた芸能ともいえるわけだが・・・。


一人の昼食メニュー

2008年10月04日 | 大学
 昼食は研究室にこもって一人で食べる。前の授業がのびたり、学生が質問に来たりと昼休みはせわしなく、他の人と悠長に話しをしながら食事をする時間がないのである。しかしこれは口実で、授業や会議で「他人」と顔を突き合わせているので、昼くらいは一人になりたいというのが本音である。
 ダイエットを始めてから、昼食は、自分で作るご飯一杯分のおにぎり、家の近くの総菜屋で購入する「ふーちゃんぷるー」(105円)と「中華イカ入りわかめの三杯酢」(158円)と決めている。飲み物はスーパーの安売りで買う一缶27円の「さんぴん茶」。ほとんど毎日このメニューである。
 この昼食になる前は、たいてい学食で売られている350円の弁当だった。沖縄の弁当は350円でも相当な量がある。ただしおかずに油ものが多いのが難点であり、それが理由で半年以上前に弁当断ちをしたのだった。しかし、今のメニューもよく見ればとても沖縄的である。だいたい「ふーちゃんぷるー」なんて沖縄に来るまで食べたことはなかったし、「中華いか」なんて存在すら知らなかった。このように私が一人で食べる昼食は、どちらかといえば、健康的な沖縄カラーのメニューである。ちなみに10キロ以上の体重減少もあいまって、高血圧だった私の血圧は、現在のところ正常である。たぶん、この健康的なワンパターンの食事も影響しているのだろう。