卒業生が研究室にやってきた。ケルト・ミュージックを研究して、かなり分厚い卒論を書いた学生である。大学のそばに配達に来たついでに寄ってくれたらしい。自然食志向のスパゲティ屋さんに就職したが、その店の主人もアイルランド音楽が好きなのだそうだ。
ケルト音楽好きが、イタリア料理屋に就職したのか・・・。しかし、考えてみればケルトの人々はその民族の歴史の中で、ヨーロッパ各地を放浪しなくてはならなった時代がある。チーフタンズにそんなケルトをテーマにした「サンティアーゴ」というCDがあったはずだ。
毎日が充実していると楽しそうに語って、その卒業生が帰っていった後、なぜかケルト・ミュージックが無性に聞きたくなった。彼女のおかげで、金曜日の夕刻のひと時を、オ・リアダを聞きながら幸せな時間を過ごすことができたのだった。
ケルト音楽好きが、イタリア料理屋に就職したのか・・・。しかし、考えてみればケルトの人々はその民族の歴史の中で、ヨーロッパ各地を放浪しなくてはならなった時代がある。チーフタンズにそんなケルトをテーマにした「サンティアーゴ」というCDがあったはずだ。
毎日が充実していると楽しそうに語って、その卒業生が帰っていった後、なぜかケルト・ミュージックが無性に聞きたくなった。彼女のおかげで、金曜日の夕刻のひと時を、オ・リアダを聞きながら幸せな時間を過ごすことができたのだった。