Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

入梅

2007年05月16日 | 那覇、沖縄
 沖縄は今日から梅雨である。それを象徴するような曇り空と異常な湿気の高さである。ちょっと歩くと汗ばみ、いつまでたっても汗は引かない・・・。6月末までこんな毎日が続く。「沖縄の暑さには耐えられるけど、湿気には我慢できないのよね。」と朝、かみさんがぼやいていた。
 この梅雨だが、東京の梅雨とは何かが違う。「傘」である。東京にいるときは、なんとなく沈みがちの梅雨の気候も、カラフルな傘の花がそんな気持ちを慰めてくれていた気がする。沖縄は?というと、ちょっとの雨では傘をささないのである。時たま、びしょ濡れで教室に入ってくる学生がいる。「傘はどうしたんですか?」ときくと「さすほどではないので」という。それじゃ、なぜそんなに濡れているわけ?
 考えてみると私が勉強していたインドネシアでも傘を持っている人はとても少なかった。雨が降ったら、止むまで雨宿りが基本だった。だいたい雨が降ったら20年前のインドネシアの芸大では先生が大学に来なくても誰も驚かなかった。羨ましいな。私は雨が降ったら、バス通勤・・・。