ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

1984

2019年07月19日 | ブルース

 最近気がついたのだが、1984年7月のシーナ&ザ・ロケットの日比谷野外音楽堂でのライブ映像がYou Tubeにアップロードされていた。

ソースはTBSで深夜に放映されたもので、この夜はバンドがその年に移籍したビクターのレーベルの所属アーティストたちが大挙出演するフェスティバル形式のライブだった。

トリを務めるバンドを待つ間、BGMに流れたサム・クックの「ワンダフル・ワールド」がきれいな夜空に溶けて行くのを僕はうっとりと眺めた。ジョージ・オーウェルの小説「1984年」のような世界は幸いにもやって来なかった。

シーナは産休が明けて間もなかったが、彼女のステージさばきは相変わらず見事だった。

たしか、あのへんにいたはずだ、と目を凝らして映像を観ると、35年前の僕がやはりいる。大男は見つけやすい。

 

 

 


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