昨年末、人間ドックを受検した。
県都のJR駅に直結する高層ビルにテナントとして入居したばかりの最新の病院で、手順もホスピタリティも面白く、自身の仕事においてとても参考になったのだが、面白くなかったのは、早速送られてきた結果の数値が思いのほか悪かったことだ。
一番驚いたのは、身長が3センチも縮んでいたこと。
もう三十年近く患っている重度の椎間板ヘルニアと、生来の猫背、それに減少しつつある頭毛が原因か。
最後に挙げたものは半分冗談だが、身長が減ったことでBMI(ボディマス指数、体重÷身長の二乗で算出される肥満度を表す体格指数)がぐっと上がり、普通体重ギリギリになってしまった。
ついでに大男の看板も下ろそうか。
もう一つは、難聴とはっきり記されていたこと。
これは以前から自分も周囲も感じていたのだが、こうしてはっきり書かれるとかえってなんだか清々しかった。
ただ、実を言えば当日はことのほか耳の調子が良くて、ボタンを早く押しすぎたかな、不審に思われていないかな、と担当者の顔色を窺がいながらの検査だったのが、こんな結果が出て少し凹んでもいる。
良い子のみんなは十代のうちからザ・フーやザ・クラッシュをヘッドホンで、しかも大音響で聞くのは絶対にやめましょうね。
難聴の元(素?) ザ・クラッシュ「クランプダウン」(1979年)