映画監督のピーター・ボグダノビッチが1月6日、ロサンゼルスの自宅で死去した。享年82歳。映画狂が高じて名門アクターズスタジオに入学、演技を学んだあと、舞台監督、映画評論家を経て監督デビュー、代表作として「ラスト・ショー」(1971年)や「ペーパー・ムーン」(1973年)がある。
訃報に接して思い出したのだが、中学の学園祭で「ペーパー・ムーン」のセットをクラスの出し物として作ったことがある。これが全くウケなくて、発案者としては校庭に穴を掘って隠れたい気分だった。「真実の口」でも作ればまだよかったかな、と「イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン」を聴くたび思う。合掌。