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ニック・キャラウエイ

2019年06月07日 | ハリウッド

 久しぶりにラウンドカラーのクレリックシャツを買った。あまりにきれいなので、手結びのボウタイを締めたら、気分はすっかりニック・キャラウエイだ。

どこにも物好きがいるらしく、「華麗なるギャツビー」の3本の映画化作品の主要キャストを並べた画像データ(下)がある。

こうして改めて眺めてみると、3本とも順当なキャスティングと言える。

面白いことに、3段目のニック・キャラウエイ役の二人、2000年版のポール・ラッドと2013年版のトビー・マクガイアはほろ苦い青春映画「サイダーハウス・ルール」(1999年)で共演しており、また、マクガイアはマーベルの「スパイダーマン」で、ラッドは「アントマン」で、それぞれ颯爽としていない主役を演じている。マーベルのキャスティング恐るべし。ついでに言えば、3代目ハルクにマーク・ラファエロを抜擢したのも、驚いた。

 話がそれた。

三人のニックはいずれも目が深いのが特徴だ。主役のギャツビーのふるまいを隣りで見つめるまなざしが。

僕は時々思う。もし1980年代後半に「ギャツビー」がリメイクされていたら、ニック役はマイケル・J・フォックスが適役だったろうな、と。

「愛と栄光への日々」や「再会の街/ブライト・ライツ、ビッグシティ」でのシリアスな演技はとてもよかった。

コメディ映画でスターダムに登りながらどこか目が深く表情に影があるのは、のちに難病を発症してしまうためか。それを隠して演技を続けていたからか。

 

                  「愛と栄光への日々」(1987年)より、エンディング。

                  奔放な姉(ジョーン・ジェット)を見つめる弟フォックスの目が深い。

コメント
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