このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
今日はNPO法人なごやか理事長の仕事上での健闘を讃えて、喫茶店アルファヴィルで祝勝会が開かれている。
出席者はOGのミス・エイスワンダー、グループホーム虔十のY管理者、千珠さんという、どこかの姫君を想起させる優雅な女性、理事長行きつけの理容師さん、それにオーナー。
給仕は私と黒づくめのアルバイトのIさんが務めている。
会があまりにもこじんまりとしているので心配になった私はミス・エイスワンダーにこれでよかったのかどうかこっそり尋ねた。
彼女は笑って頷いた。
「理事長は本当に求められているところにしか行かない方だから、いいのよ。」
乾杯することになり、グラスが配られたのだが、Iさんがしきりに首をかしげている。
「おかしいなあ、参加者は私たちも含めて7名ということだったのでお揃いのグラスを7つ準備してたんだけど、なぜかひとり分足りないのよね。」