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キネマの神様 ディレクターズ・カット

2021年03月22日 | キネマの神様、2021年公開

「キネマの神様」 ディレクターズ・カットが3月24日発売ですが、「文藝春秋」のサイトで5ページ分、立読みが出来ました。原田マハさんご自身が書かれているように、小説とは全然違う(^^; ⇒こちら

本は読みたいけど、映画のネタバレはしたくないのよね。



「キネマの神様 ディレクターズ・カット」原田マハ
定価:本体1,600円+税 発売日:2021年03月24日
ジャンル:小説
山田洋次監督の脚本を原作者自らノベライズ

※『キネマの神様』映画化に際し山田洋次監督は自身の若き日を重ねて脚色。そのシナリオから著者が新たに生み出すもうひとつの物語。


ネット立読みした中の文に『ゴウちゃんは シルバー人材センターの仕事で公園の清掃に出かけている・・』

思わず、白い蓬髪をなびかせた老人ジュリーが、公園の清掃をしている姿を思い浮かべてしまいました💦💦汗汗(^^; 「シルバー人材センター」・・・うちのジーさんが80過ぎても毎日シルバーで行ってました。さすがにあとがつかえているので、80過ぎてやっと辞めました。


昨日の「お帰り寅さん」残念ながら、「キネマの神様」の予告は有りませんでした。昔の寅さんの映像を織り交ぜながら、現在は小説家になった満男を描いています。オープニングの寅さんのいつもの歌声がちょっと違っていて??と思ったら、桑田佳祐さんだった。ファンは嬉しいだろうね。

途中で、何度も差し込まれる当時の映画の映像がデジタルリマスターしてあるせいで、とてもクリアーで綺麗で、それほど昔のようにも思えないほど、出演者の皆さんがイキイキと息づいている。そこに現在の倍賞千恵子、前田吟、浅丘ルリ子さんの姿が写ると、随分老けたなぁ・・。

だって、映画版は1960年代の後半からやっているんだもんね。年老いて当然、渥美さんをはじめ、すでに鬼籍に入った人が多い。現在の部分にふんだんに挿入される過去の映像、それでも映画という体裁を保てる「寅さん」の映画そのものが凄いのだ。

物語は割と淡々と、大きな事件もなくすすむ。その中で回想の寅さんは、自分勝手で子供っぽくて理屈っぽくて聞き分けがない。皆に大いに気を使わせ、いつものように食べ物を巡って、寅屋のみんなと喧嘩をしている。困った人だと思いながら、人情厚く顔の皮膚も厚そうで、小さい眼の表情の中に、内に秘めたもの、絶対に言い出せないものを感じて、胸がなんだか ちょっと痛んだ。満男は最後に幸せになるのかと思った。池脇千鶴さんが悪戯っぽい可愛い笑顔で、明るさを振りまいていたのが印象に残った。


アーモンドの花が満開です。

 

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