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タイで 法的に 第3の性が認められるようになります!

2015年02月07日 | タイのニューハーフ物語
  
 先月末、日本人だけを 狙ったタイ人ニューハーフが、詐欺と強盗容疑で逮捕されたことは、
メディアでも流れ、ちょっとしたニュースになりましたので、ご存知の読者も多いでしょう。 

この事件で驚いたことが二つあります。 どう見ても “おっさん” にしか見えない詐欺師に、
100人以上の日本人が3億円も騙し取られるのか、信じられません。 いくら化粧したってねぇ~

 
     <化粧したからって、騙されるかなぁ~>

分かるでしょ。 日本人のお人好し にもほどがありますネ。 今回の事件は我々 日本人に問題が
あるような気がします。 確かに 一部の男性の間では、「タイで女の子に出会った際には、可愛いか、
綺麗か を 見るのではなく、まず男か女かを 見極めなければ」 なんて注意事項もありますけどネ。

 そして日本では今週初め、48歳の男性が28歳の女性に 「胸を 包丁でメッタ刺しにした後、顔が
分からないほど、金属バットでボコボコにされて殺される」 事件が発生しました。 女性の犯行とは
思えない殺人事件として報道され、逮捕されると 「美人すぎる殺人者」 として、注目も浴びました。

 
   <とても男性には思えません…>

が、その裏には衝撃の事実があり、容疑者は戸籍上は女性ですが、性同一性障害で、以前は男だった、
銀座のホステスをしていて、刺殺された被害男性はその店の店長で、「別れ話を 持ちかけられ、別れる
くらいなら殺そうと思った」 と供述しています。 まるでタイで起こる事件のようです。 

まぁ~ それだけ日本も、タイのようにはいかなくとも トランスジェンダーの人がカミングアウトして
多くなっているんでしょうネ。 国を 問わず、人口に対する同性愛者の割合は、5%~8%くらいは


 <タイで初の性転換女性の村長となったヨランダーさん・・・>

いると言われていますが、タイはこの倍はいるのかなぁ~ 日本もタイのように第三の性を 持つ人が
認められつつある国になれば、より多くなるでしょうネ。 

 現在、暫定政権であるタイで、民政復帰に向けた新憲法案の起草作業が本格化し、新政治制度の
骨格づくりの最中ですが、先月 タイ憲法起草委員会の報道官は、「世の中には男性、女性のほかに、

 
  <LGBTの人たちが入れるトイレ標識・・・>

第3 の性を 持つ人もおり、あらゆる性別に平等な地位を 与えるべきだ」 という第3 の性を 新憲法で
認める方向で進んでいるようです。 実現すれば、タイの憲法で明記されるのは初めてで、これで
すべての国民が平等な権利を 与えられることになります。 

現行法では、同性のカップルが共同で銀行融資を 利用したり、保険に加入したりはできません。 
新憲法ではこうした社会を 支援し、より公平な待遇の実現を 目指すとしています。 

 

 タイは、どちらかと言うと保守的な国からか、同性婚を 認めていませんが、同性愛者らによる大きな
コミュニティーが存在しているのは確かで、色々な所でLGBTの人々が大きな存在となっています。
 第3 の性が認められれば、次は同性婚への道も開けてくるでしょう。   



追記 

釈迦に説法ですが、トランスジェンダーとは、 性転換手術までは行わないが、異性の社会的
性的役割や規範に収まりたい人。 LGBT とは、女性同性愛者 (レズビアン、Lesbian)、

男性同性愛者 (ゲイ、Gay)、両性愛者 (バイセクシュアル、Bisexual)、性転換者・異性
装同性愛者など (トランスジェンダー、Transgender)の人たちのこと。


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