観光立国タイも そろそろ、鎖国を解除しないと ・・・

　
　2019年に観光立国タイへ、約3,980万人もの外国人観光客が訪れた、なんて夢のようですネ。

今年に入り タイ観光スポーツ省が、新たに今年度の外国人観光客数を「約1,000万人」と予測。
「今年中旬あたりから海外より観光客が到着し始めるだろう」と ・・・ さぁ～ どうなるかな？　

また、外国人とタイ人観光客が使う額は1兆2,000億バーツ（約４兆2,000億円）になるだろう
とも推測しています。どうような計算をしたのか？ 今の鎖国状態では到底無理でしょうねぇ～

　

もちろん、コロナ禍で大打撃を受けているのはタイの観光業界だけではありません。
UNWTO（国連世界観光機関）のまとめでは、コロナウイルスの影響で 海外旅行する人が

2019年に較べ、約10億人減ったそうです。これにより昨年一年間で世界の観光業の
損失は１兆3,000億ドル、日本円で約139兆円あまりと推計されるということです。

これだけ世界的に、新型コロナウイルス拡大を防ぐために人の移動が制限されれば、こう
なるでしょうネ。これはリーマンショック後の2009年の11倍以上にのぼるということです。

　

昨年一年間に外国に旅行した人の数を地域別に減少率をみると、アジア太平洋が84％、アフリカと
中東で75％、ヨーロッパで70％、南北アメリカで69％、それぞれ前の年より大きく減少しています。

こうした影響で、観光業に関わる人のうち、１億人から１億2,000万人の人が、仕事を失う
恐れがあり、特に中小企業への影響が深刻だということです。　日タイでも同じでしょうネ。

　

UNWTOは「昨年は観光史上最悪の年だった」と述べ、外国に旅行する人の数が感染
拡大前の一昨年の水準に戻るには、二年半から四年はかかると予想しているそうです。

最近のタイ政府観光庁（TAT）の調査でも、タイで観光に携わる会社や店の34.7％、全体の
約３分の１が、耐え切れずに倒産したそうです。　調査対象になったのはホテルや旅行会社、
ギフトショップ、レストラン、車やバイクのレンタルサービスなど1,884社（店）とのこと。

でも、実際の数字はもっと倒れているでしょうネ。特に観光に重きを置いていた都市、パタヤ･
プーケット･サムイ島 … … 等々、バンコクも含め 全体の50％以上になるのでは、と思われます。

　

職を失ったその人数は計り知れないでしょう。プーケットなど観光地のホテルでは外国人が
来ないんですから、どうにもなりません。 タイは再度 コロナウイルスを抑え込んでいます。

もうそろそろ、タイ政府も 「ウイズコロナ」として受け入れ、いかに少しでも隔離など
入国方法を容易にすることを真剣に考えないと、更に大変なことになりますよネ。　　　


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