タイのプロゴルフファー、猿とは ？

16日現在の日本男子プロの賞金獲得ランキングは、大よそ下記のようになりましたネ。

1位　片山真吾　1億7,479万円、2位　矢野東　1億2,986万円、3位　谷原秀人1億350万円、4位　S・K・ホ　9,557万円、
5位　P・マークセン　8,340万円、6位　B・ジョーンズ　8,281万円、7位　甲斐慎太郎　8,028万円、8位　石川遼　7,973万円、
9位　武藤俊憲　7,222万円、10位　藤田寛之　6,987万円・・・　ここで際立つのは5位のマークセン選手と8位の石川遼選手です。

石川遼選手については、もう17歳、17歳と騒ぐのは止めましょう。もう本物です。プロ野球界の桑田・清原と一緒です。
ゴルフ界に大物新人の登場と言うことで、これからは石川遼プロを一人のプロとして見ていきましょう。どんなスポーツ界・
業界でも、世の中　上手く廻りまわって定期的に大物選手が出て来るものです。

そして　我がタイのプラヤド・マークセン選手も本物です！

5月だったか兵庫県の東広野ゴルフ倶楽部で開催された日本男子ツアー「三菱ダイヤモンドカップゴルフ」で念願の初勝利、
2,200万円を獲得して、6月ぐらいまで賞金ランキングがトップでした。その後　鳴りを潜めていましたが、チョクチョク上位には
顔を出して居たんでしょうネ。いつの間にか5位となって8,340万円を稼ぎ出していました。

昨年の賞金獲得は、10位で5,388万円を獲得していますから、マークセンの実力も日本では、もう折紙付きです。今年16日
現在の8,340万円も立派ですネ。バーツに換算したら本日のレートが1バーツ2.73円ですから、約3,055万バーツですヨ。　タイと
日本の物価や価値を考えると、日本では2億、3億円ぐらいに匹敵するでしょうか。今年の1億円獲得も決して夢ではありません。

タイに素晴らしい模範プロゴルフ選手が誕生しました。もっとタイのゴルフ界でもスポーツ界でも、マークセンの凄さを
訴求すれば良いのに、といつも思います。

プロゴルフファーとして成功したマークセンですが、少年時代には家計を助ける為　サムロー（人力車）の運転手をやった
経験もあるそうです。14歳でゴルフを始めましたが、初めは自分で木を削ってクラブを作ったという逸話を持つ、「苦労人の
プロゴルフファー猿」です。（笑）　ロイヤル・ホアヒンでキャディをしながら働いて、腕を磨いた男が大輪の花を咲かせました。
これからも、第二のマークセンが出てくるのを祈りながら、タイのプロゴルフファーを見守りたいですネ。


プラヤド・マークセン　　＜Prayad Marksang＞

1966年1月30日生まれの42歳。身長163cm、体重68kg、血液型O。ニックネームはマーイ。Khao Phitak高校卒業後、ロイヤル・
ホアヒンCCで働く。91年にプロ転向しアジアンツアーなどで6勝し日本のツアーには97年に初出場。01年から本格参戦している。
昨年の賞金獲得は5,388万円で10位。今年のマスターズにタイ人として初出場するも、腰痛のため二日目で棄権。


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