タイの結納金って どのくらいなんでしょう？ その２

　　
　一般のタイ人が支払う結納金は、５万～10万バーツだと聞いていますが、新婦の実家が貧しく
女性側が経済的援助を 期待していると結納金も高くなります。　年齢の離れたカップルも高く
なるでしょうネ。　一昨日からの続きで、タイの結納金 （シンソート） の話です。

昔からのタイの風習では、男性は結婚したい女性ができると、両親あるいは仲人を 立てて、女性の
家に求婚に行ってもらい、男性が直接 女性の両親に申し込むことは無いようです。 そして女性側に
異存が無ければ、結納金・シンソートについて話し合うことになります。

　

　シンソートを 払えなくてお嫁さんを 貰えないケースもあるそうですから タイの男性も大変ですよネ。
日本だって同じかな？　タイはシンソートの問題で、色々な事件やエピソードがニュースになります。

一ヵ月後の結婚を 控えた女子学生が、婚約者の結納金集めを 助ける為、空き巣を 繰り返し
窃盗容疑で逮捕されたというニュースもありました。 こんなことせずに、誠心誠意 粘り強く事情を
話せば良かったのに ・・・　警察に捕まって婚約破棄になったら元も子もなくなってしまいます。

　

　これらは例外かも。　新郎・新婦とも男性の結婚式が行なわれ、新婦側は 「ニューハーフで
あることを 承知の上で結婚してくれるので、シンソートは要らない」 という話が話題になりました。　

また72 歳と75 歳の高齢者結婚のシンソートが、２千バーツ （約6,600円） と本物ではない
金のネックレスですってヨ。　微笑ましくて可愛いですネ。　いろいろです。　

　良い話ばかりではありません。　トラン県では、新郎が用意した結納金が足りないことに
怒った新婦の親戚が、結婚式場で新郎に殴る蹴るの暴行を 働いたという報道も ・・・　

　

男性 25歳 は、３カ月の交際の後、その女性の両親に結婚を 申し込みました。　すると彼女の両親は、
８万バーツの結納金と４万バーツ相当の金を シンソートとして要求しました。　しかし結婚式当日、
男性は２万バーツしか用意せず、それに腹を 立てた新婦側の親戚と口論になり、暴行事件になったとか。

酒も入っていましたから大変です。　新郎の親戚二人も巻き添えを 食って、病院へ運ばれる騒ぎに …
新婦の親戚の話では、「そもそも 結納金は10万バーツという約束だったのに、新郎が８万バーツに

　

値切った。　こちらは借金までして結婚式の準備をしていたのに、新郎は２万バーツしか用意しない」 と
怒りを 買い、式がめちゃめちゃになったようです。　新婦はこの騒動に泣きじゃくるだけだったと…

　さて ワタクシ、 「結婚するタイ人女性側に いくらぐらいの結納金を 渡せば良いか」 という質問には
「日本のしきたりを よく説明し、タイの習慣との間を 取れば」 と応えました。　彼は39歳、相手は
23歳です。　この点も考慮しつつ、払えるのであればトータルで40万～50万バーツと助言しました。

　

外国人は、お金を 持っていると思われがちですので、正直に話した方が良いですよネ。
　日本人のあなた！　お金を 持っている振りを しては、ダメよぉ～　ダメ！ ダメ！　　



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