アピシット首相が決断した、来年 本腰を入れ 強化される 「全国 違法薬物一掃取締り」 、
期待できそうですねぇ~ (昨日からの続きです)
さて この7月に実施された調査、チュラロンコン大学と米国エール大学の共同調査で、タイが世界有数の
「メタンフェタミン乱用国」 であることが明らかになっています。 特に若者による乱用が増えており
同覚醒剤の乱用件数は、報告されたケースだけでも2009年で約12万件。 2010年は既に10万件とか…
これって、凄い数ですよねぇ~ 日本でも 時折 芸能人が世間を 騒がせますが、比較になりません。
やはり 政府や関係者が強い懸念を示しているのは、その数のうち65%がティーンやヤングアダルト層に
よるもので、15歳から19歳の割合は32%にも達しているんだそうですヨ。 こりぁ~ 深刻です!
更に チュラロンコン大学の研究所が運営する薬物更正施設には、2009年だけで約11万8千人が入所、
そのうちの79%を15歳から19歳の若者が占めているんだそうです。 これは知りませんでしたねぇ~
あと 驚くのは、毎月のように薬物保持で逮捕者が出ていますが、保持している薬物の数量が
半端ではありません。 同ブログでも 時々 伝えていますが、ザッと見てもこんな数字です。
10月では、タイ法務省特捜局(DSI)は、米麻薬取締局から情報提供を受け おとり捜査を実施、北部
チェンマイ県ファーン郡の市場にヘロインを運び込んだタイ人男女5人を現行犯逮捕。 ヘロイン36キロを
押収、ヘロインの米国での末端価格は2億5,000万バーツ (約7億円) 相当に上るといいます。
11月は、テレビCMやミュージックビデオで活動するタイ人女性タレント(24歳)を バンコク郊外で
麻薬密売の疑いで逮捕、別の場所に置いてあった覚せい剤2万錠と1キロを押収したとのこと。
今月は、北部ウタイタニ県でピックアップトラックを運転し 路上検問を突破しようとしたタイ人の男が
警察に逮捕され、車内にあった覚せい剤187万錠、けん銃などが押収されたというニュース。 この男は
1回10万バーツで、これまでに2度、覚せい剤の運送を引き受けたと認めています。
ねぇ~ 数量が半端じゃありませんよネ。 タイ国内の覚せい剤中毒者は、バンコク首都圏だけでも
数十万人に上るとみられ、中毒者や売人による関連犯罪も実に多いんですヨ。
実は、タイでは タクシン政権時代 (01年~06年) の03年2月に初めて全国規模での薬物一掃
キャンペーンを展開し、2千人を超える死者を出し国内外から厳しい批判を浴びながらも、麻薬撲滅に
かなりの成果を出した実績があります。 関係の無い人まで死亡させたのではと、賛否両論でしたが
こんな大胆な政策・奇策が出来るのもタクシン氏が、今だに人気がある所以かも知れません。
早くも人権活動家などから 「アピシット政権も同じ過ちを犯すのではないか」 と危ぶむ声が出て
いるようですが、ここは思い切って実行してほしいですネ。 期待しましょう!
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます