タイ法人ＨIS の異業種参入には ホント感心します！

　
　コロナ禍で人々の行き来が激減し、停滞を続けるタイ国の経済。多くの痛手を被り、苦悩している
代表は旅行業でしょうか。会社に柔軟性と余裕があれば、異業種への新規参入も盛んに行なわれます。

その代表がタイのHISの法人「H.I.S.TOURS」でしょうねぇ～　通常はタイ人と日本人駐在員向けの
アウトバウンド業務を中心に取り扱っていますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、同業務は

　

壊滅状態が続き、今だ その状況はほぼ同じです。　同社はコロナ禍によりロックダウンの昨年
４月頃から「旅行会社からの脱却」という構想を打ち出し、同社での新業種に挑戦しています。

親会社のエイチ アイ エス（本社：東京都港区）が「旅行を通じた旅の総合商社を目指す」
という構想が基本となっているようです。今年１月現在、HISが持つ海外64カ国128都市

191拠点のネットワークで、「旅行者」のみならず、世界に進出する「企業」との協業や
「製品」の海外進出を支援する海外でのサポートサービスなどに取り組んでいました。

　

昨年７月には、アイリスオーヤマ（本社：宮城県仙台市）の家電製品を販売することを決定。
アイリスとしては、タイ国でPM 2.5の健康被害やコロナ禍で衛生管理が強く求められる中、
衛生家電の需要性を感じ取り、HISと共に普及を促進していく方向性が一致したといいます。

HISタイ法人は今後、タイの家庭や職場での公衆衛生の向上に貢献することを目的に、まずは
取引先のホテルやスパ、料理店へ空気清浄機などの普及を促進、アイリスを支援しています。

　

それと、まだLEDの普及率が低いタイ国と、日本ではLED販売でトップクラスのアイリス
オーヤマと組み、LED照明販売事業も計画されています。今後タイでも、製造禁止になると

言われている水銀灯替わりの照明設備としてのLEDが大きく注目されており、環境問題に
貢献できる事業として取り組むようです。 事業は真剣に模索すれば何かにぶつかりますネ。

HISタイ法人は、バンコク都に３店舗かな、そして主な各都市にも支店があり、全国に窓口を
持っていますからネ。アイリスもタイ国で販路拡大を狙っていましたから両社に好都合です。

　

そして、今年１月からは、日本全国に1,000店舗以上を構え、子供ブランドを販売する西松屋
チェーンと提携しました。やはりHISのアソーク本店、シラチャー支店、チェンマイ支店など

国内10店舗とオンラインでベビー服、子供服を販売しています。タイでは珍しい甚平など
豊富な子供服を取揃え、日本品質の商品をタイの人たちへ良質価格でHISが紹介しています。
HISタイ法人は、まだまだ新しいパートナーを作りだしています。長くなるので明日に続きます。　　


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