タイに三大国際空港が … …

　　
　昨日の　「国際空港の順位について、他にも順位を決めるシステムがあるのでは？」　と
いうご指摘を　同ブログの左欄メーッセージから受けました。

　おっしゃる通りで、各国・地域の主要空港が加盟する国際空港評議会が、空港の施設・サービスに関する
利用者アンケートから纏めた　「エアポート・サービス・クオリティ・アワード（ASQA）、国際空港評価」　という
アンケート調査もありますネ。　（140の空港が、国際線と国内線の出発旅客を対象に毎月実施）

昨日の調査は、サービスのソフト面と施設などのハード面を…　ASQAは主に、世界の空港サービスは、
どこが　NO.1　になるか、というソフト面だけの調査となるようです。　確かにいくつかありますネ。

　

　因みに　ASQAでは、韓国の国際空港が5年連続でトップに…　以下、シンガポール、香港、北京インドと、
ここでも　上位はアジア勢が占めますが、タイのスワンナプーム国際空港は24位となっていました。　が、
同調査でも07年は48位、08年は38位と、徐々に順位は上がって来てはおりますネ。　
（やはり　サービス面でも日本の空港の上位はありません）

　そもそもスワンナプーム国際空港は、タイ空港社　AOT（Airport　Of　Thailnd）　という上場会社が管理と
運営をしており、他にもドンムアン旧国際・プーケット・チェンマイ・ハジャイ・チェンライと持っています。
スワンナプームは、バンコク市の中心部から東郊外の25キロに立地し、06年9月開港の新国際空港です。

　

敷地面積は3,200平方メートルで広さは成田空港の約3倍、ドンムアン空港の約5倍となり東西二本の
滑走路を備え、旅客ターミナルビルは地上7階建て（延べ床面積は56万平方メートル）で、管制塔の高さは
約132メートルと07年1月では、世界最高の高さとなっています。　今や立派な国際空港の仲間入りです。

　更に　今度はチェンマイ空港が国際空港の仲間入りしそうですヨ・・・

　国際化を目指して、04年に始まった拡張工事も　つい最近に完成し　地域のハブ空港として本格的に
集客作戦を開始するようです。　20億バーツ（56億円）を投資した旅客ターミナルは、大幅に拡張され
年間300万人だった旅客処理能力が一気に800万人までに拡大したと聞きました。

　　

06年にはクーデターが発生し、その後も経済不況が深刻化するなど、航空・観光業界は低迷していた為
不況下での大型投資に　「時期尚早」「拡張し過ぎ」　との批判もあったようですが、タイ空港社AOTは、
長期的投資ということで、拡張工事を強行した経緯がありますから、この完成は感激もひとしおでしょう。

　現在　AOTでは、チェンマイ空港のメジャー化を狙い、各国へ国際キャリアの誘致・プライベート機の
受入れを強力に推進中のようです。　これで北のチェンマイ/首都のバンコク/南のプーケットと、
バランス良く国際空港が揃うわけですネ。　良い意味で競争し合ってほしいモンです。

　タイ観光立国の各空港が、どんな角度からも　「世界の空港ベスト10」　に
入ることを期待しましょう。　　　



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