タイの政治対立、国連に 仲介してもらったら？

　　
　反政府派によって、ウクライナのヤヌコビッチ政権が事実上の崩壊を 迎えたことが、タイの
反政府派と親タクシン派に影響していることはないでしょうが、爆発物の投下などが続いています。

23日午後には、伊勢丹やショッピングセンターなどがあり、日本人・外国人も多く訪れる繁華街の
ラチャプラソン交差点の反政府派拠点近くで爆発があり、３人の死亡者 20人以上が負傷しています。

　　

地方でも同様の爆発や発砲が発生している ということで、反政府活動の拠点やデモ集会場所に
近づかないよう、昨日もタイの日本大使館より 再度 注意喚起のメールが流れていました ・・・

　一昨日 政府を 支持するタクシン派の 「反独裁民主統一戦線」 が、東北部のナコンラチャシマで
全国から幹部ら約４千人を 集めました。　反政府派の 「人民民主改革委員会」 に 対抗する具体的な
戦略などを 協議した、というニュースも流れ、ちょっと嫌なムードになっています ・・・

　

昨日、インラック首相も 「全当事者が合意に向けて、互いに顔を 合わせて話し合う時だ。　
対話を 通じて、問題の解決を 図る必要がある。　私も最後まで義務を 果たす」と、
辞任の意思がないことを 強調しています。　落としどころが見当たらないのが実情です。

ついに国連は、子供が犠牲者になったことに、デモ群集への爆弾事件を 非難し、政府に法を 犯した
人物を 処罰するように要請。　同時になるべく早い交渉に、こぎ着けられるよう支援も申し出ています。
そう、このまま平行線が続くようでしたら、国連にでも仲介に入って貰った方が良いかも知れませんネ。

　

　そんな中、タイの知人がタイ語新聞に こんなことが掲載された、と教えてくれました。

反政府派の誘導者のステープ氏が演説で、インラック首相の子供を 「孤独で、誰が父親か分からない
子供だ」 と述べ、有識者から大反発を 買っているそうです。　「大人の争いや政治の攻撃に子供を

餌食にしてはだめだ。　自分が、そんなこと言われたら　どう思うか。　誰かを 攻撃するなら攻撃しても
モラルを 持ってすべきである」 と ・・・　ご尤もですよねぇ～　ちょっとレベルが低すぎますネ。

　

昨日、プラユット陸軍司令官も異例のテレビ演説を 行ない 「さらなる紛争の拡大を 防ぐため、平和的な
方法で解決することを 期待する」 と語り、交渉による問題解決を 促しています。　同時に 「軍を 紛争に
巻き込もうとする試みがあるが、軍は自制を 続けている」 と述べ、軍の介入に慎重な姿勢を 示しています。

　大義名分がないと動けない、動かない軍だと聞いていますので、もし動くようですと
一大事の時なんでしょう。　この辺が気になります ・・・・　　　



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