タイでゴルフ友達になりましょ。

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スーパーのテコス・ロータスも CPグループの傘下に ・・・

2020年11月25日 | タイの名所、名物、料理
 
 タイ経済もコロナ禍で大打撃を受けているのは勿論ですが、タイ中央銀行総裁ら経済界首脳が
懸念するのは、反政府デモが続き国内消費と観光業が更に冷え込むことです。同銀行では経済が
ビフォーコロナの状態に戻るには、少なくとも二年はかかると見込んでいるようです。

確かにあちこち散策していてもシャッターを下ろしたお店が、実に多くなりましたものネ。
私の住まいの1キロ圏内でも二つのセブン、一つのファミリーマートが店を閉めています。

 
 <泣くのは店舗オーナーですけど ・・・>

昨年まではタイのセブンイレブンの店舗も11,000店(世界2位の店舗数)に迫る勢いでしたが、
上述のように閉めている店舗も増え、現時点では10,000店舗を割っているかも知れません。

そんな暗いニュースが続く今月初め、セブンイレブンの親会社であるチャロン・ポカパン(CP)
グループが、英国のスーパー大手テスコの東南アジア事業の買収が条件付きで承認されいます。

日本でいう公正取引委員会に当たるタイ取引競争委員会が「買収は競争を大幅に減少させ、市場を
独占させる」と調査していたようですが、“そうにはならない” と判断され「三年以内の同業との
合併禁止や中小企業との取引拡大など7項目を条件に買収が認められた」と報じられています。

 
 <CP会長タニン氏>

CPは3月でしたか、105億7,600万ドル(約1兆1,105億円)を投じ、テスコの東南アジア
事業を買収する方針を発表していました。実現すれば、タイの食料品を扱う近代小売市場で
CPのシェアは6割まで占める可能性があり、独占禁止法にあたるかが焦点となっていました。

しかし、これでタイの財閥でもあるCPグループは、テスコが展開していたタイの約1,900店舗、
マレーシアの約70店舗をそれぞれ傘下に収め、同地域の小売市場で一段と存在感を高めます。

 

一方、「テスコ・ロータス」ブランドの下、タイで国内大型スーパーマーケットやコンビニエンス
ストア2千店余りを展開していたテスコは、今回の資産売却で22年に及ぶタイ事業から撤退します。

新型コロナウイルス感染拡大で世界的に企業の合併・買収(M & A)などの姿勢意欲が後退して
いるものですが、タイでは過去最大の事業買収となりました。これは注目すべきM & Aでしょうネ。

  
 <ツルーもCPグループでしたね>

CPグループは コンビニエンスストアでは、セブンイレブンで勝者ですが「サイアム・マクロ」
というスーパーマーケットでは、テスコ系の「テスコ・ロータス」に大きく水を開けられて
いました。しかし この買収によって、スーパーマーケットの世界でもトップになりそうです。

マレーシアの食品小売市場でも、CPグループは一気に15%のシェアを握ることになります。
テスコの店舗網を握ることで、初進出となるマレーシア市場への足がかりを築くのでしょう。
CPグループは、コロナ禍の不況も反政府デモも、なんのその ですネ。


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