米国ペプシコは、スイスのネスレに次ぐ世界第二位の売上高を 誇る巨大食品会社で、全世界を
股にかけ 東南アジア市場にも 広く浸透しているマンモス企業です ・・・ 昨日からの続きでしたネ。
その大企業と真っ向 勝負に出たスームスック社、発端は ライセンス契約見直しにありました。
スームスック社の原液の値下げ要求・ペプシコの敵対的買収・物別れ に端を 発した騒動は、
昨年11月以降、スームスック社側の新商品投入という戦場を 迎えて現在に至っています ・・・

<スームスックとペプシコの全面戦争勃発です…>
昨年 スームスック社が出した新商品 コーラ 「est(エスト)」 は、60年もの間 培ってきた小売店の
強い味方もあり、凄ぶる好調で 同社の幹部の鼻息は荒く、実質 今年度が事業初年度となる13年は
8億バーツ (約24億円) の販売計画を 立てているようで、25%のシェア獲得を 目指しているとか。
もし ペプシコとコカ・コーラの2強に割って入り、3社との競争になったら 見上げたもんですねぇ~
では、ペプシコは どう巻き返すのか。 雑誌の情報によりますと、昨年 フィリピンの飲料大手会社
サンミゲルから買収したタイ東部アマタシティー工業団地内の工場を 自社工場として稼働させて、
ようやく事業体制を 再構築したようです。

<ペプシコは工場を持ったアマタ工業団地…>
ですが、輸送網は かつての半分以下に低下し、生産ラインの関係からペットボトルと缶入り しか
提供できず 飲食店などで主要なリターナブル瓶 (メーカーが小売店などから回収し再利用する
空き瓶) では完全に後れを とっているようですヨ。 世界第二位の巨大食品会社も面目丸潰れです。
ペプシコは 昨年、民主化の進むミャンマーに15年ぶりに進出することも決まり、東南アジアの
拠点となるはずのタイで、思わぬスームスック社の大抵抗に遭い、大きな誤算であったでしょう。

<ミャンマーにも進出することが決まっているけど…>
ちょっと スームスック社を 甘く見ていたようですヨ。 せっかく 長い間 素晴らしい実績を 残して
きたのにネ。 かつてのパートナー企業に顧客を 奪われ、思わぬ苦戦を 強いられている現状です。
ペプシコの弱点となっている、昔からのリターナブルのガラス瓶に加え、ペットボトルや缶など7種類の
パッケージで市場参入を 進め、3年以内に 「首位のシェアを 獲得する」 と宣言したスームスック社。

<エストはコマーシャルも盛んに打って出ている…>
一時は店頭から姿を 消していたペプシコーラも、なんとか 陳列棚に並ぶまでに回復しましたが、
良好関係にあった両社の激しいケンカを 呈するシェア獲得競争は まだ 始まったばかりです。
タイという国で、世界有数の食品企業と地場企業との全面戦争、どちらが勝つか興味津々で、
タイ国民も我々外国人も一段と関心が高まっている今日この頃です ・・・


「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです



同じ青なので気づかないかもしれませんが、よく見るとestだらけで勢いがすごいです。
お店でコーラと頼んだら、何も言わずestが出てきましたよ。
味は若干薄くて少し甘め?と言った感想ですが、これは私個人的な意見ですからね。タイ人の心をつかむものがあるのかな?
でも、タイ人からすると「コカコーラ」や「ペプシ」を飲んでいた方が、外国のもの=見た目「かっこいい」のかもしれず、さてこの先どうなることやら、注目です。
他の方の書き込みにあるように、確かに若干の味の違いがあるように感じます。
以前、日本で大手スーパーのPB商品で販売されていた、ダ○エーコーラの雰囲気を思いだしました
そうですねぇ~ どんなに小売店の協力があっても、最終的には味ですよね。
どこまでタイ人の味覚を捉えられるか、一年以内が勝負でしょうかねぇ~
興味津津です ・・・
セブンイレブンでは、1缶14バーツを12バーツでプロモーションしてました。味はややパンチが足りない気がしますが、だからといってペプシじゃなきゃダメとか、コークじゃなければイヤというほどのものでもありませんでした。ゴルフ場の茶店にもありますし、手広く展開していますね。また、エストブランドで、ライムフレーバーやクリームソーダなど、スプライトやファンタを意識した品揃えをしていますので、コーラだけでなく、全面戦争の構えです。また、BTSのサヤーム駅のホームからは、コカコーラの瓶の巨大なオブジェを見ることができます。この戦い、各社の戦略・戦術に興味は尽きませんネ。
確かにエストのパワーを感じます。
ワタクシの近所の小レストランでは、テーブルのすべてがエステのカバーになりました。
これに味覚があえば、エストの勝利でしょう。