タイでの和牛の需要が増えるとともに、卸す業者も増していると聞きます。 昨日からの続きです。
和牛というと日本産の牛という意味ではなく、特定の品種のことなのでオーストラリア和牛・アメリカ
和牛・スコットランド和牛もあるんですネ。 日本の和牛よりも安く売られていますが、質・味とも日本の
和牛に敵いません。 タイの富裕層は日本和牛の素晴らしさを知っていますから日本産を選びます。

安心して下さい! 2007年12月、海外に輸出する和牛は、「日本産の本物の和牛の肉」 であることを
証明するため、“和牛統一マーク” が添付されていますので、タイの人でも日本産を選ぶことができます。
日本和牛の産地ブランドは200種類以上あるそうですが、近年はタイにも佐賀牛・近江牛・米沢牛など日本各地の
産地名を付けた和牛も販売されています。 日本を訪れるタイ人は地方にも行きますから本場の味を知って
最近はタイでも食するようになっています。 また日本各地から特産品としての売込も激しくなっています。

タイ人はタイの固い牛肉に慣れていましたが、日本和牛の 「柔らかくてとろける食感と肉汁の
美味しい味」 が、タイ人の新しい味覚として受け入れられました。 ステーキだけでなく薄切りで、
しゃぶしゃぶ や すき焼きとしても楽しめる日本の食文化として、タイでも根づいてきています。
そんな日本和牛の影響で、タイでも美味しい良質な牛肉が生まれています。 東北部のサコンナコン県の
肉牛組合が飼育する 「タイ・フレンチ」 と呼ばれる牛肉は、バンコクの日系焼肉店でも仕入れるようになり
また、やはり東北のナコンラチャシマ県の 「チョクチャイ牧場」 というところの牛も有名だそうですヨ ・・・

ですから、タイの牛肉専門レストラン 「コークン」 といレストランでは、極上の牛肉が安く食べられ、
今では10 店舗 前後を展開する一大チェーンに成長しているようです。 随分と変わりました。
タイ人の牛肉に対する評価も変わり、タイ産も生まれて来ていますからでしょう、進出して10年になる日本の
「ペッパーランチ」 も17店舗を数えるようにもなりましたものネ。 でも一般庶民のタイ人には高いですよネ。

安心して下さい! 牛肉ではありませんが、以前からタイにはタイ式焼き肉 (タイ式BBQ ) ムーカタと
呼ばれる料理があります。日本の方でもタイの人とお付き合いがあれば一度は行ったことがあるしょう。
ムーは 「豚」 をカタ は 「鉄板」 を意味します。 ほとんどが食べ放題のスタイルで
時間制限なしで値段は150バーツ ~ 200バーツくらいでしょうか? 中央の鉄板部分で
肉を焼き、周囲で煮立ったスープで野菜やシーフードに火を通して食べます。
ムーカタ、もっと美味しい安いタイの牛肉が生産されれば、豚から牛に変わるかもも知れませんネ。


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