タイの格安航空、どうなっている？

　　
　マレーシアの大手 格安航空 （LCC） エアアジアが、調子いいですねぇ～

躍進を 続けるエアアジア、グループ全体の四半期の旅客数は 前年同期比20.9％増の734.7万人、平均
搭乗率は80％ …　タイの合弁会社タイ・エアアジアも 旅客数が30.4％増の161.5万人、搭乗率78％です。

タイ・エアアジアの代表は 「政情不安も 落ち着いたので、第二四半期 （４月～６月） の好業績は予測通り
第三四半期以降 （７月～） は、更に 伸びるはず」 と自信を 示す、コメントを 残しています。

　
　　　　　　＜LCCではエアアジア 一人勝ちかな…＞

エアアジアは 01年の就航以来 成長を 続け、今はアジアを 中心に約160路線を 運航し、昨年12月には
羽田―クアラルンプール線の運航も 始めていました。　10年足らずでLCC として 大成功を 治めています。

　そのエアアジア、ついに 全日本空輸 （ANA） と合弁で成田空港を 拠点とするLCCを 設立することに …
エアアジアのブランド、サービスで、来年年８月から日本国内線、国際線を 運航する計画だそうです。

ここの所、日本でもLCCの外資系参入が相次いでおり、全日空や日本航空は対策を 迫られていましたが
エアアジアも 日本の国内線を 開拓する為、日本勢との提携を 模索していました。　その両社の思惑が

　
　　　　　＜ついに全日空がLCCに進出…＞

合致したのでしょう。　新会社は 「エアアジア・ジャパン」 （資本金50億円） で出資比率はANA67％、
エアアジア33％、全日本空輸の連結子会社になるようです。　成田空港を 拠点にして、来夏を めどに国内
国際線の運航を 始め、韓国・東南アジア方面を 結ぶ路線を 検討しているとか … ついに来ましたねぇ～

でも 日本乗り入れは、大変な 乱立乱戦 ですヨ。　韓国なんか４社も （チェジュ航空・エアプサン・
ジンエアー・イースター航空）、シンガポールはジェットスター・アジア航空、マレーシアはエアアジアＸ、

フィリピンはセブ・パシフィック航空、豪州はジェットスター航空 … そう、そう、日本航空は、この豪州の
ジェットスター航空と提携するらしいですヨ。　我々にとっては、安全であれば、安い方がいいですがネ。

　
　　　　　＜タイ国際航空に もっと 頑張ってほしい…＞

　アレッ？　タイのLCCは乗り入れていない・・・　そうなんですねぇ～　タイのLCCに関しては
良いニュースが聞かれませんネ。　前から タイ国際航空のノック・エアやオリエント・エア と

あるのですが…　業績は良くありません。　最近は、カーンエア・PCエアー・クリスタル・タイ・
エアライン … 等々と ありますが パッとしませんしねぇ～　

タイ国際航空が シンガポールのタイガー・エアと新しいLCCの運行の申請を 却下されたと思ったら、
今度は、新たな 「タイ・ウイング」 の設立を 発表しています。　もう わけ解りません・・・

そんなタイのLCC乱立の中、賢いＨＩＳは、タイの旅行会社トラベル デザイン エアーと共同で、
タイのチャーター便専門のビジネスエアーと組み、安い料金設定で成田へ乗り入れています。　

　タイのLCCは、完全に出遅れていますヨ。　　


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