絵本の古本屋 【えほんやるすばんばんするかいしゃ】

営業時間:14時~20時(開店直後よりも14:30位がお勧め)
定休日:水曜
電話/FAX:03-5378-2204

《 「レンガおとこ」について (3) ~展示編~ 》

2015-10-31 | ●思うこと


《 「レンガおとこ」について (3) ~展示編~ 》
 
いよいよ、3回目。最終回の「展示編」です。
過去2回はこちら。
※内容編 http://goo.gl/A2Te3H
※装丁編 http://goo.gl/MdBXlU
 
 
絵本が完成したあと、
はらぺこさんが重大なことに気付きました。
 
原画の展示方法です。
 
そうなんです。絵本というのは、印刷物なのです。
ページがあり、それをめくることによって展開していくのです。
基本的に、最初のページから最後のページへ向かって
進んでいき、時間も流れます。
 
原画を展示すると、そのめくる作業がなくなり、
平らになってしまいます。
これが、絵本の楽しみを奪ってしまう場合がある。
今回の「レンガおとこ」は、
その”場合”に当てはまってしまう絵本だったのです。
 
うーん、困った。みんな、困った。
みんな、純粋な客観性は失っていたので、
よくわからなくなってました。
最初に絵本を読んでもらう案、
原画を覗き穴から観る案、カーテンみたいな目隠しをする案、
原画を裏返しにする案、真っ暗にする案、、
などなど現実的でない案ばかり。
最終的には、「原画は展示しなくてもいいんじゃないか」
という案まで出ました。
 
いい案が出ないまま、搬入の日。
あれこれ試してるうちに、
もう何が何だかわからなくなりました。
「仕方ない、誰かの意見を聞いてみよう」ということで
自分たちが思う、ベストな展示の状態にセッティングして
お向かいのIONIO&ETNA( http://www.ionioetna.com/ )の
店主であり、画家の狩野岳朗さん
(よそよそしいな。普段は「たけろうくん」と呼んでます)に、
「ちょっと、ちょっと」と怪しい客引きのように、
声をかけてみました(たけろうくんが帰る頃合いを見計らって)。
 
「ちょっと見ていかない?」
はらぺこ夫妻とぼくら夫妻(計4人)に囲まれ、
たけろうくんは、どうしたらいいのか分からない様子。
 
ぼくらもぼくらで、誘導尋問になっては意味がないので、
「いらっしゃいませー」とか、「ゆっくりしていってよ」とか、
あたり障りないのないことばかり言ってしまう。
 
なんか変な時間だけが過ぎる、、。
  
なんだ、これ。みたいな状況になってきたので、
絵本を読んでもらって、事情を説明することに。
 
事情を理解したたけろうくんは、
じっくり考えて言葉を選びながら
丁寧に思ってることを伝えてくれました。
その言葉は、ぼくら4人に大きな勇気を与えてくれました。
それで安心したわけではないんですが、
なんとなく覚悟が決まったような
そんな感覚になれたのは、たけろうくんのおかげでした。
たけろうくん、ありがとう!
 
そんなわけで今回は、ちょっとだけ展示方法に工夫をしました。
一階だけでなく、二階にも数点展示してあります。
これは、お店にいらっしゃったときに
観てほしいので詳しくは書かないことにします。
 
 
※最後、端折りすぎました。ごめんなさい。
 
 
結局、長くなってしまいましたが、こんな展覧会です。
11/3(火)までやってます。
よかったら、ぜひ。
 
 
◎「レンガおとこ」の詳細はこちら
http://rusuban.ocnk.net/product-list?keyword=151023
 
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はらぺこめがね個展「レンガおとこ」 
 
期間:2015年 10月17日(土)~ 11月3日(火)
時間:14時~20時
定休:水曜日
場所:えほんやるすばんばんするかいしゃ 1階ギャラリー
   東京都杉並区高円寺南3-44-18
   03-5378-2204
 
はらぺこめがねHP http://harapekomegane.com/
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