絵本の古本屋 【えほんやるすばんばんするかいしゃ】

営業時間:14時~20時
定休日:火曜、水曜
電話/FAX:03-5378-2204

当店の出版物を扱って下さるお店が増えました。

2017-11-21 | ●当店発行本のこと / お取扱店のこと / 卸販売のこと


すこし前のことになりますが、
三重(桑名)にある雑貨と本のお店・poeさんで当店発行の「ロシアの装丁と装画の世界」や
きくちちきさんの絵本やポストカードなどを扱って頂けることになりました。
 
さらに先日、お店にも遊びに来て下さって初めていろんなお話をしました。
 
聞くと、お店も10周年だそうで、自分も似たような商売をやっているせいか
とても励みになると同時に、なんだか妙にうれしくなりました。
どんな10年だったんだろう、、想像するだけでじーんとする。
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お店は夫婦で経営されていてお二人とも とても朗らかな雰囲気。
調子に乗ってついついいろいろ聞いたり、話したりしてしまったけれど
緊張せずお話できたのは、お二人のおかげだと感じました。
うちの本たちがお世話になります。
本当にありがとうございます。
 
 
三重近郊の方々、遊びに行かれる方々、どうぞよろしくお願いします。
いつか遊び行けたらいいなあ。
 
 
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poe (ピーオーイー)
 
〒511-0821
三重県桑名市矢田758-2
tel 0594-23-8075
12:00-20:00 ※不定休

http://d.hatena.ne.jp/p-o-e/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
 
<当店発行の本のお取り扱いについて>
 
|卸専用ページ|
http://ehonyarusuban.cart.fc2.com
  
|卸条件など|
http://ehonyarusuban.cart.fc2.com/userpage?id=92091

花松あゆみさんの個展、無事におわりました

2017-11-15 | ●思うこと


11/12(日)をもって、花松あゆみさんの個展「VOYAGE」、無事に終了いたしました。

雨の中、寒い中、足をお運び頂いたみなさま、ありがとうございました!

一緒につくった本、「VOYAGE」。
本の完成がギリギリでばたばたしていた自分たちとは
まったく真逆の時間の流れ方をしていた、くまたちの船旅。

本をめくっている間は、時計がゆっくり進んでいるような気がしました。


長旅をゆっくり楽しんでいる、くまたちのそれぞれの過ごし方。
大きな鳥の行商と郵便屋さんが運んできてくれる、船のそとのもの。
星降る夜に、ひとりで夜釣りをしているくまの影。
ぱんぱんにつまったリュックをしょって船から降りる足音。

なんでもない日常の小さなあれこれが、花松さんの手にかかると
なーんだか、何度も見たくなってしまう。

「VOYAGE」は、二度目、三度目と本を開くたびに、物語がうまれるような気がします。



今回は西荻窪の「もりのこと」さんで開催されていた企画展「どんぐりのこと」にも
参加していたこともあり、ハシゴしてきて下さる方もたくさんいらっしゃいました。
サノさん、ご案内頂きありがとうございました~。
秋の気配たっぷりな展示、ほんとにかわいかったです。


最後になりますが、たくさんの感動をくれた花松さんに感謝感謝です。
二つの展示に同時に参加で、なにかと大変だったと思いますが、
在廊のたびにとりとめのない話がいろいろできて、楽しかったなー。
またいっしょに何かできたら嬉しいなぁ、と思います。


あらためて、気にかけて下さった方々、本当にありがとうございました。
次の展示まで、少し間は空きますが、絵本屋としてしばらく日々を過ごしまーす。



荒木純子









「花松さんと本のこと」

2017-11-12 | ●思うこと



花松さんの本作りがすごく好きです。
 
そして、非常に個人的な感覚ですが
花松さんという人は
絵を描くように本を作る人だなぁと思っています。
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絵というのは
黙って一人で描くことができます。
それは絵の魅力のひとつだと思っています。
 
本というのは
黙って一人で作ることが案外できない。(気がする)
それはきっと、本という物体がなんだか
ふわっとした存在だからなんじゃないかと思っています。
 
誤解を招く表現かもしれないけど、
本という物体は、いつも脇役で控え目だから
主役となるもの(絵や写真や言葉や文章や情報や、、)
を伝える手段のように、道具のように、入れ物のように、
使われることが多いような気がします。
(まあ、個人的にはそういうところが好きなんですけど)
同時にそれが、本をふわっとさせてしまう原因に
なっているんじゃないかと思うのです。
 
でも、花松さんの本を見てると
本という物体そのものが主役のように、、、
うーん、ちがうな。
なんというか、
主役も脇役もなくて、入れ物でもなくて
本という物体が何者でもなくて
本のまま、そのまんま存在しているような感じがして、
その一体感というか、自然な必然に毎回ハッとさせられます。
何かを伝えるための道具・手段ではないし、
絵本とか画集とか作品集とか小説とか漫画とか
そういうジャンルで括ることもできないし
「あー、なんだっけなあ、これ」
という感じで ぐるぐるしちゃうけど
いつも最後にハッとする。
「あ、そうだ。これ、本だ。」
「花松さんの本だ。」
みたいな感じ。
変な言い方だけど、それ以外に考えられなくなる。
 
ぼくが、花松さんの本を形成している要素
(絵、物語、紙、文字、印刷、デザインなどなど)
を分解して捉えることができないのは、
きっと、そういうことなんだろうと思う。
 
 
今回、そんな花松さんと一緒に本を作ることになりました。
実は一年以上前から計画は進めていたのですが
正直なことを告白すると、
自分たちはほとんど何もしていません。
(「クマたち気になる」とか、そういう話はしてきたけど、、)
目に見える部分だと、製本くらいかなあ。
あとは、ほぼ花松さん。
でも、今回はどうしてもこれがやりたかった。
 
誰かと本を作ろうとするとき、
言葉が飛び交います。
その言葉は伝えるためにあるせいか、
輪郭がどんどんはっきりしていきます。
もちろん、それが良いときの方が多いのだけど
花松さんの場合、本を一人で作ることが出来るという
特殊な人なので、言葉で伝える必要がなければ
そのやり取りは無い方がいいんじゃないか、と思いました。
 
結果。
図々しいにも程があるけど
「なんにもしない」ということができた、
のではないかと思っています。
自分たちにとっては
これが難題だったので本当に良かった。
花松さん、ほんとにありがとう!
 
ちなみに、自分のお店で本を作るのは、
花松さんの「VOYAGE」で10冊目。
毎回そうだけど、今回も初めての体験しかなかった。
花松さんが見せてくれる世界に
何度も「さすが!」と感動しました。
とてもとても、おもしろかった。
花松さんと本を作ることが出来て本当に良かった。
ものすごくありがたい気持ちでいっぱいです。
 
・・・
 
そうそう、
こういう長い文章を書いたあと、
余計なことを書いてしまってないか
ものすごく心配になってしまいます。
すみません、、。
最終日を過ごしていたら、
花松さんとぼくらと本のことについて
書いておきたくなりました。
あ、ちなみに、本の内容については今回書いていないので
図々しくてすみませんが、今度書いてみたいと思っています。
 
店主


花松あゆみさんの在廊日のお知らせ。‬

2017-11-04 | ●展示のお知らせ


花松あゆみさんの展覧会、開催中です。
今後の在廊日は、こんな感じの予定です。
 
11/5 (日) 終日|14時-20時

11/11(土) 終日|14時-20時 ※16時頃~20時になりました
11/12(日) 終日|14時-20時

そして先日、新しい絵も追加されましたので
本と一緒にぜひ観ていただきたいです!



花松あゆみ個展「voyage」‬
‪10/20(金)~11/12(日) ‬
えほんやるすばんばんするかいしゃ1階にて‬
14時~20時|水曜定休|JR高円寺駅6分


◎新作「VOYAGE」の通販もはじまりました
http://rusuban.ocnk.net/product/8872

《 11月の営業日程|いつも通りです 》

2017-11-03 | ● お知らせ

特に変わったこともなく通常営業です。




◎営業時間 14:00~20:00 / 水曜定休

※高円寺のお店は、定休日(水曜)以外休むことは基本的にありません。
※出張イベントに出店中でも、お店は営業しております。