昨日、出口かずみさんの個展、無事終了致しました。
相変わらず、笑いの絶えない楽しい展覧会でした。
前回の原画展のときも、その前の個展のときも、
こまごまとした企画のときも、絵を観て本を見て
毎回笑いがあるって本当にすごいことだと思います。
これからの活動も本当にたのしみです。
そして、本を一緒に作れたことが本当に本当によかった。
出口さんとは、これまで 一緒に本を作ろうとしては
何度も断念してきたので、
この本は記念すべき第一冊目になりました。
いやあ、よかったよかった。
年をまたいで、約一か月の展覧会。
出口さんをはじめ、サイトヲさん&みーぐるさん、
ぼくのながーい話を聞いて下さった皆さま、
足を運んで下さった皆さま、気にかけて下さった皆さま、
本当にありがとうございました。
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今日は1月23日。
2017年が始まってもうすぐ一か月ですが、
この展覧会が終わったことで、
自分の中での2016年が ようやく終わったような気分です。
ちょっとだけズレました。
2016年は、本を3冊つくりました。
きくちちきさん、近藤晃美さん、出口かずみさんです。
本を作りたい、って思ってから
本の形になるまでの時間を制作時間だとすると
きくちちきさんは、5日間。
近藤さんは、1年半くらいかな。
出口さんは、2年以上かな(いろいろ考えると4年かもっとかも)。
2013年~2015年に作った本(5冊)は、
だいたい数か月~半年くらいの期間だったので、
2016年は、すぐに出来たものと、長い時間がかかったものという
両極端な一年でした。
短いから楽とか、長く時間がかかったから素晴らしい、
とか そういうのはきっとないのかもしれない、
と思えたのは面白かった。
うまく言えないけど、作り手のそれまで生きてきた時間やら
こちらのなんやらとか いろんなものが混じりあうから、とか
おそらく そういうことなんだろう、と思う。
自分にとっての2016年が終わると同時に、
長い時間、考えて取り組んできてたものたちが、
一つの区切りを迎えたことで
いま、お店としても自分としても、まっさらな気持ちです。
ここから続いていくものと、ここで区切られていくものと、
いろいろあると思うけど、
今日から、まっさらな気持ちで始めようと思います。
展覧会や本を作るのも楽しいけれど、
まずは、今まで散々お世話になってきた古い絵本たちと、
あたらしい気持ちで向き合ってみようと思います。
あらためまして、2017年も どうぞよろしくお願いします。
店主