近藤晃美さんの本「円い草」について。
この本のことを早く紹介せねば、と思って毎晩毎晩書いてたんですが
小説みたいな長さになってしまったので、
これはいかん!と思ってボツにしました。
というわけでひとまず、今回の文章にしました。
ちょこっとずつまた説明できたら、と思ってます。
まず、掲載内容としては、、、、
油絵が42点(主に2015年~2016年)。
ドローイングや言葉もあって、子どもの頃の絵まであってとにかくいっぱいです。
あ、それから、手描きの絵が一枚だけ紛れ込んでます。
(手描きなので一枚一枚全部違います。)
ページの数え方がいまいちわからないので、
なんとも言えませんが、100ページ以上の本になりました。
そして、この本には ページの順番というものがありません。
一冊一冊、すべてページの並びが違うのです。
どうしてページの順番をバラバラにしたかと言いますと、
理由はいろいろあるのですが、
近藤さんの言葉ものせたかったというのが大きな理由です。
ただ、言葉をのせるとなると
絵に対しての言葉(もしくはその逆)になりかねないな、
と思いまして、今回はそれを避けたくて
みんなでいろいろ考えて考えて数か月。
ある日、近藤さんが、
「バラバラにすればいいんじゃない」
ってと言い出して、
「あ!それはいいなあ!」と思ってやってみました。
というわけで、この本は完成しました!
っていう感じで出来ればよかったのですが、
実際は想像していた100倍くらい大変でなんだか面白かったです。
そんな大変なことを形にしてくださったのは、
書肆サイコロのサイトヲヒデユキさん。
今回の本の装丁&デザインをやってくださいました。
きくちちきさんの「いちにのさん」以来、2年ぶりにご一緒することになりました。
連日連夜、出張中まで電話して、いつもいつも無理を聞いていただきました。
最後の最後まで、本当に本当に大変だったと思います。
サイトヲさん夫妻には、心から感謝してます。
おかげさまで、さりげない素直な本になったと思います。
最後の最後までどんな本になるのか、全然わからなかったせいか、
出来上がったときは本当に感動しました。
展覧会が始まって二週間ちょっと。
この本もたくさんの方が手に取って下さっていてうれしいです。
そして、その方たちの感じたことをお聞きするのがとても楽しい。
人それぞれの感性があったり、物語を描いていたり。
そんな話を聞いてると本が完成していくようでとても嬉しくなります。
ありがたい毎日です。感謝感謝だ。
という具合で ちょっとややこしいけど、とても素直な本です。
お店にお越しの際は、絵と一緒に見てみてほしいです。
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【補足】~通信販売も可能です~
できることなら、実際に絵も本も音楽も観て頂きたいと思ってます。
ただ、それがかなわない方もいらっしゃると思いますので、通信販売も開始いたしました。
※一日に数冊しか作ることができないため、発送までにお時間がかかります。
◎詳しくは、通販ページをご参照下さい。
http://rusuban.ocnk.net/product/8496