｜展覧会のお知らせ｜
8/10(木)〜9/11(月)の期間、当店・奥の部屋にて
絵描きの市村柚芽さんの個展「花」を開催します。
この展覧会にあわせて、本も作っています（るすばんばん～刊）
本については、完成しましたらまた改めてお知らせします。
今回、絵の額装（全部ではありません）は
近所の古道具屋・背骨さんにお願いしました。
展示も本も、どんな風になるのか楽しみです。
※設営のため、8/7(月)～8/9(水)の3日間、お休みしますのでご注意ください。
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市村柚芽 個展「花」
会期｜2023/8/10(木)-9/11(月)
定休｜火・水
時間｜14:00-20:00
会場｜えほんやるすばんばんするかいしゃ
住所｜〒166-0003
東京都杉並区高円寺南3-44-18
最寄｜JR高円寺駅徒歩6分／メトロ新高円寺駅徒歩12分
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＊DMデザイン：浦川彰太さん
うちの店にある新品の本は、そのほとんどが古い作品です。
自分の中では馴染みの本というか、初めて見る（読む）どきどきとかわくわくとかは
もう感じないけど、何度も見てもじんわりと、ぐーっとしてしまう本たちです。
これを好きな本とかいい本とか、簡単に言えればいいんですけど
そういうわけでもない本たちでもあります。
ちょうどいい温度の本、とでもいうのでしょうか。
経ってしまった時間のおかげだと思うんですけど、とてもいい温度になってます。
あくまでも自分にとって、ですが。
あと、基本的に絵本（作品）一つ一つのことを独立した状態で見ているので
作家のことはあまり意識してないつもりです。
年々、いい具合に作家名も忘れていってて、いい距離を保てるようになりました。
外国の作家だとか、もう今は生きていない作家だとか
自分にとってはちょうどいい距離感です。
こんな温度と距離の本たちなので、基本的に種類はあまり増えません。
売り切れたらまた同じ本を仕入れるので、品揃えがあんまり変わりません。
それでもたまに、忘れてた本のことを思い出して仕入れたりして
間違い探しのようにすこーしずつ変化していきます。
なのに、三年、五年、十年とそのくらいの時間軸で見たら
お店としてはかなり変化しているので本当に不思議です。
こんなことをなんとなく気分で書いてしまいましたが
もちろん、例外や矛盾もいっぱいあります。
それがまたどうしようもなくて、訳がわからなくなることもあります。
そんなときは、自分の意志ではなく、店の意思なのかなと思うと妙にしっくりきます。
