nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

7月7日(土)梅小路公園出展!

2012年06月19日 13時17分29秒 | サーカスイベント情報
台風が近づいています。
梅雨らしい雨が続いていますので

先日梅雨の晴れ間に今年は初のカキ氷をしました。

結婚のお祝いにいただいたカキ氷機。
当時は、なかなかする機会がなっかったのですが
最近は夏の定番となり、
「カキ氷したかったら、早く食べなさい!」
っといい釣り道具になっています。





早く食べたい!お姉ちゃんがんばって!



がんばるお姉ちゃん



はやくちょうだい!お姉ちゃん!
殿さま状態のなぎ様です。
最近は、話もよくするのですが、
「ごめんね」は絶対言わない頑固ものです。



6月に続いて7月7日(土曜日)
梅小路公園での手づくり市に出店することになりました。
かなり暑いことが予想されますが、
今回は、がっちり豆販売もやっていく予定です。

前回、豆を現地で挽くことができなかったので
粉での販売をして、私たちとしてはちょっと抵抗があったので
いろいろ探していい手挽きミルを探し出しました!

お店と同じように、量り売りスタイルで行います。
手挽きなので、多少時間がかかりますが、
そこは、がんばりますので少しお待ち下さい。


また後日ご案内しますね。

7月は出張イベントがいろいろできそうです!
決まり次第、随時ご案内します!
暑い夏、がんばるぞー!

20代のころ

2012年06月18日 16時42分12秒 | サーカスコーヒー一家日記
うちのお店にも時々大学生がこられます。

私が、大学生だったころ何を考えていたんでしょう?
まさか、自分でお店をしているとは思ってなかったような
実はどこかで、こんな感じになるんじゃないだろうかと思っていたかもと思います。


今思うとこうなるために、すべてのことがおこってきたのかと思ったりもします。



私なりに20代30代でやるべきことというか
なんとなくのテーマをつくっていました。



20代では、とにかく
いろいろ自分で体験して、できるだけ多くの経験をしようと
思っていました。



大学時代は、時間があってお金がない中で
できるだけ日本をできるだけ多く自分ので見てみたいと思って
サイクリング部に入って、休みごとに、日本全国を走りました。
野宿に近い状態でした。



就職を決めるときは、特にこれがやりたいっと思ったわけではなく
普通に就職活動をしていました。

旅行企画するが好きだったので、旅行会社も結構受けました。
就職部の方にもだいぶお世話になり、履歴書も結構自信があったのですが
内定にはおよばず、農学部ということで食品メーカーも受けましたが
思うところには内定がでませんでした。

たまたま、専門的な就職情報紙で、
インドネシアで真珠養殖をする募集を見つけて
だめもとで受けていましたが、なんとか最終面接までいきました。
はっきりいってもうこれしか残ってなかったのと
海外で仕事をできる機会はなかなかないと思って
絶対受かってやろうという想いが強く何とか内定をもらいました。

いろいろあって結局、3年ほど勤めて退職して日本に帰国。

次はどうしようかと思ってとりあえず
教師をめざしていたこともあったので
海外でも経験も活かせるだろうと
水産高校の教師を目指そうとしました。

が、たまたまハローワークの紹介でいった会社で
営業も募集だったのですが、
コーヒー工場の新設にともない同時に募集をしているということと
ブラジルにいけるかも、っという甘い言葉に魅せられて
その会社に就職することになりました。

ここでコーヒーとの運命的な出会いがあったのです。
勉強していくうちに、
本当に「コーヒー」って魅力的なある意味「文化」だと思うようになりました。

そこで、本当に自分がやっていくべきもの、
自分でしかできないことがあるんじゃないかと
思えるようになりました。
まだまだそんな域にはいってませんが。

まだまだ色々ありましたがざっとこんな感じです。


結局、これからの人生を決めていく若者に(私も若者のつもりですが)
自分の経験の範囲でしか、アドバイスしてあげらることがなく
それが一番説得力があると思います。


今は、何がしたかとか、なかなか見つからないとは思いますが
こんな風になりたいかは、大きな理想でいいと思うんです。


今まったくできないと思うことでも
書いたり、人に話してみることによって、
大きな人生の流れの中で、そっちの方向に進んでいくような気がしています。


とても、恥ずかしいことだと思うのですが
思いつづけたり、人に話し続けたりしていると、
ただ単に歩いていても、
顔だけを違う方向にしたら
自然とそっちに体がそちらの方向に進んで行くように、
人生も進んでいくと思うんです。


もちろん自分なりの努力と決断も必要だと思いますが。


私もまだまだ、ゴールしたわけではないので
偉そうなこと言ってられませんし、まだまだ途中経過ですが
当時を振り返るとそんな気がします。

最近、地元に帰ってきて頻繁に小学校のプチ同窓会をするので
卒業アルバムに書いてある「将来の夢」を見て
みんなそれなりに当時の方向に向いていくんだなぁっと実感しました。


悩める若い世代もぜひ頑張ってください!
せっかくの人生熱く生きようではないでしょうか!


60歳70歳でも大学院で勉強されて
博士になられる方もおられます。
いつまでも、そんな熱い気持ちでやっていきたいものです。


今日は、
台風前に、蒸し暑苦しい暑苦しいナベ語録でした。





30台の話しがなかったですね。
また気が向いたときにでも。



7月のワークショップ案内

2012年06月18日 10時51分18秒 | コーヒーワークショップ案内
大変お待たせしました。

7月のワークショップのご案内です。

講座
美味しい抽出のワークショップ
難しく考えがちなアイスコーヒー。
リキッドとはひと味違う薫り高いアイスコーヒーの作り方です。

日時
7月21日(土) 11時~12時30分

内容
美味しい立て方
+ 暑い季節なので アイスコーヒーの立て方も挑戦してみたいと思います。

定員
 4名

参加費 1000円


焙煎体験ワークショップも随時受け付け中です。


HPからの問い合わせフォームからも受け付けています。
定員なり次第うけつけ終了となります。
お待ちしています!


コーヒー生豆の値段

2012年06月10日 21時28分25秒 | サステイナブルコーヒー
私は実は、コーヒー業界に入るまで
レギュラーコーヒーを自分で立てることなど
したことがなかったくらい、コーヒーに関心はありませんでした。
家でも普通にインスタントコーヒーに砂糖クリープ山盛りいれて飲んでました。

私がとあるきっかけでコーヒー業界に入ったのが
2001年ころだったと思います。
そんな私が新しく立ち上げるコーヒー焙煎工場の品質管理を任されることになり
本気で勉強しないといけない状況になりました。

まっさらなので、勉強してうちに本当に衝撃の日々でした。
味覚的な違い、歴史、経済、植物学、環境などなど・・・
石油の次に世界で流通している物量をほこるコーヒーのことが
私を含め一般の人には、ほとんど知られていないということ。

そして当時コーヒーの相場が歴史的な安値をつけた時期で
いわゆる「コーヒー危機」と言われる真っ只中でした。
衝撃的な言葉でもあり、すごく関心がありました。

コーヒーの生豆の値段ってどうやって決められているか、
そんなこと考えてもみなかったです。

コーヒーの世界の相場は、世界の生産量の約30%を占めるブラジルの生産状況によって
流れが決められていきます。またコーヒーの在庫量などいろいろな条件で
検討されていきます。
ですので、ブラジルから遠くはなれたたとえばタンザニアに生豆の値段も
その相場の動きによって方向性が決められてしまいます。

そしてそこに、直接コーヒー豆を扱わない人たちのファンド(投機)の資金が投入されます。


たとえば、ブラジルで霜がおりたという情報が流れると生産量の減産が予想され
コーヒー相場の高騰が予想されます。
そうすると、その相場で利益を得ようとする人たちのファンドの投資のお金が投入され
相場はますます高騰します。
すると、コーヒーがお金になるということでコーヒーを植えだす。
いっせいに植えだすのでそれが収穫されるころには
豊作となり、コーヒー相場が暴落する。そしてまた、コーヒーをやめてしまう。

こういった相場を繰り返し繰り返しの歴史です。

特に2000年付近は、そういった流れの上に
国際コーヒー機関という機関が
ある程度価格のブレをなくすよう
取り決めをして働きかけていました。
が、当時大きな消費国であるアメリカが脱退してしまい
その国際コーヒー機関がある意味骨抜きの状態に
なってしまったこともあります。

その暴落によって生産者の手にする収入は
生産に必要なコストを下回ってしまうような状況が続きました。

そうして生産者は、農園を放棄して町に出稼ぎにいったり
転作をしたり、ひどい場合には、お金になる違法的なものを生産したり
コーヒー生産者の生活が一段と厳しいものになりました。

そういった状況の中から、このままでは美味しいコーヒーが飲めなくなる
っということから、
持続可能なコーヒー栽培について本気で考える必要があると世界で
「サステイナブルコーヒー」というキーワードが生まれてきました。
この「サステイナブル」は
これからの日本のテーマでもあり、
私たちのライフスタイルの重要なキーワードでもあると思います。
その辺はまたの機会に。

最近の相場では、今度は歴史的な高騰相場が続いていました。
この高騰の背景には、今までの同じ流れとブラジルの経済発展の影響がありました。
今は少し落ち着いたようですが
このように、世界の経済情勢とも密接にかかわっています。

そのように、コーヒー生豆の今までの一般的な価格は、
生産者の品質向上における努力など関係のないところで
一方的に買い手側の思惑で価格がきめられてきた歴史があります。

今は、徐々に違う流れも出てきて
先日のフェアトレードワークショップで教えていただいた内容で
生産者がカップをするようになってきたそうです。
すなわち、自分たちのコーヒー味わいをチェックするようになり
品質向上への意識がしっかり出てきことだと感心しました。
それによって
自分たちの作ったコーヒーの価値を自分たちでチェックして
価格評価をできるようになっていくことでしょう。



そういった形でコーヒー生豆の価格の相場の動きがあります。
ご参考までに。


*あくまでもざっくりとした相場の流れです。
いろいろと条件等あると思いますがご了承下さい。
コーヒー業界の方であまりにも内容が・・・っと思われる方は
メールでもご連絡下さい。

フェアトレードワークショップ初開催

2012年06月09日 22時25分25秒 | サステイナブルコーヒー
今日は、フェアトレードコーヒーに関するワークショップを開催しました。

講師としてお招きしたのは、
以前からフェアトレード関係の勉強会、コーヒーの仕入れでお世話になってる商社の方です。

あまり普段は一般の消費者の方に直接お話されてないのですが
無理を言ってお願いいただき、快く受けてくださりました。

彼は、サーカスコーヒーで取り扱っているフェアトレードグァテマラの生産現場に行かれた経験もあり
世界の産地を見て回れてるので、よりリアルのコーヒーのことをしってもらいたいという思いから
あえて、お願いしました。

お願いして大正解でした。
すごく産地のこと理解されていて、お話も丁寧にしていただいたので
参加者の方からも、多くの質問がでて、活発な会になりました。

詳しい内容は後日、お伝えしますね。

コーヒーとは、ただ単なる嗜好品の飲み物だけではないと思います。
その一杯のカップになるまで、多くのことが入り組んでいるということです。
植物学的な面、環境、経済、歴史、国際情勢と日々嵐のような環境で
いつもしわ寄せをくらうのは、一番立場の弱い人々であること。

これを少しでも改善して、っといってもボランティアや寄付ではなく
生産者が自立した生活をおくれるビジネスシステムをつくることが大事だと思います。
フェアトレードがすべてとは思っていません。

価値あるものを適正な価格で販売することで、
生産者はいいものを作る努力をし、いいお金を手にできるし
クオリティの高いものは高く売れるし、消費が増えていく。
こういった購買心理が生まれていくよう正しい情報を伝えていくことも大切だと思います。

ちょっと今日はうまく頭がまわらなくて
まとめられませんが、
うちのような小さな自家焙煎店の小さな渦ですが
やがて大きな流れになっていったら最高です。

それではこんばんはこの辺で。

いつも以上に誤字脱字が発生してる可能がありますが、
申し訳ありません。