nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

コーヒー焙煎士が密かにに教える「昔のコーヒー」と「今のコーヒー」 キタ〜〜〜〜!

2021年06月18日 06時44分31秒 | サステイナブルコーヒー
おはようございます!

最近、
このコマーシャルの役者さんが変わりましたね。

私の時代では
「キタア〜〜〜〜〜〜〜!」
のあの熱い男!
織田裕二さんですよね〜



先日その熱い男
織田裕二さんが司会を務める番組
「ヒューマニエンス」
で「舌」が特集されていました。



舌の進化の過程も
とっても面白かったです。


そして
料理家「土井善晴」さんが
出ておられました。

味覚のお話で面白かったのは
「経験と美味しさ」
のところでした。

「コーヒー」
なんて「苦い」味わいで
子供のころ、
コーヒーはブラックでは飲めませんでした。

生物的に「苦味」は
「体によくないもの」と感じて
拒否するようにできているようです。

でも経験を経て
「コーヒーが美味しく感じてくる」
ということでした。

確かに
「経験」が「苦い」コーヒーを
「体にいいもの」と感じ取って
「美味しい」と
感じるようになっているようです。

子供のころは
「こんな苦いもの、なんで飲んでるん?」
って思っていました。

実は
コーヒー専門家からの視点でいうと
それは、
単に「子供から大人になって味覚が変わった」
というだけではなかったのです。

実際
私が子供だった3、40年前に
飲まれていたコーヒーは
今とは根本的に品質が違っていました。

30年、40年前のコーヒーは
深煎りに焙煎されたコーヒーが多く
「苦味」をあえて
強く出している傾向がありました。

なぜかというと
日本に入ってくる生豆の品質が違いました。

昔は、生産者も消費者も生豆の原料の
品質に関しては、
そんなに意識されていなかったです。

生産者も、
とにかく効率的に生産量が増えることを考えて
生産されていました。


ご批判もあると思いますが
ざっくりいうと
浅煎りだと低品質がバレてしまうので
深煎りにして苦味でごまかしていました。

ですので
昔のコーヒーは作り手も
苦い味を作っていました。

でも
今現在
高品質なコーヒーを
生産者も消費者も
求めて研究し
試行錯誤してされている方も
増えてきました。

味わいが日々向上しています。

コーヒーの生豆の評価方法ですが
「いかにいい酸をもっているか?」
と評価されます。

「コーヒー」=「苦味」

というイメージの方が多いと思います。

でもコーヒーの評価は
「いいコーヒー」=
「いい酸味をもっている」
というところで評価されています。

ちょっと意外ですよね。

ですので
サーカスコーヒーでは
「深煎り」でも
「えぐ苦い」味わいは全くありません。

良質な酸味をもっているコーヒーは
深煎りにしたら
「心地よい深みのある味わい」
になります。

ですので
もしかして
現在のコーヒーを飲んだことがない子供世代でも
コーヒーの飲める人が多くなっているのではないでしょうか?

お店でも
「子供が美味しいといってコーヒーちょっと飲むんです」
言われる方がおられます。

浅煎りのコーヒーなんて
「甘い果実」を感じるような味わいです。



もちろん
世界的なコーヒーのトレンドも
「二極化」が進んでいます。

極端に品質の悪く安いひと昔のコーヒー
生産者が研究を重ねてできた品質の高い最新のコーヒー

「今のコーヒー」を
サーカスコーヒーで是非体験してくださいね。



そして
コーヒー飲まれた方に
織田裕二さんばりに
「キターーーーーーーー!」
っと皆さんに
言ってもらいたいです笑











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