nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

「ねぇねぇサーカス、どうしてコーヒーペーパーって折るの?」

2020年12月16日 09時11分35秒 | コーヒーなんでも相談室
おはようございます!

今朝のサーカス家のコーヒーは

コスタリカ ラスラハス  ブラックハニー です。



今年度のラスラハス は
そろそろ終了となります。
次はブルマスレッドハニーになる予定です!
お楽しみに!




サーカスコーヒー のある

京都市北区は昨晩

雪が舞っていました!




さてさて

この数日、

初めてハンドドリップデビューされる方が

増えて来ました!

器具の選び方から

ドリップの方法など

ご説明させていただいています。


その中で

「ペーパーを折る」ということに

疑問を持たれる方が結構おられます。

長年ドリップを日常的に行っていると

ペーパーを持つと

手が勝手にペーパーを折っています笑














でも

初めての方からすると

「なんで?」

っと素朴な疑問を持っておられる方も

多くおられます。


コーヒーペーパーを折る理由として

何点かあります。

コーヒーのペーパーは

「のり」とか接着剤で止まっているわけでなく

プレスされて

ひっついています。



今のペーパーは

品質もよくなったのでめったにおこらないと思いますが

折らないでお湯に浸ると

はずれて粉が漏れ落ちる可能性があります。






また

折ることで

ドリッパーにしっかりフィットするということも

ペーパーを折る理由です。








是非、ペーパーは折ってご使用くださいね。

ドリップデビューされたい方大歓迎です!

ステイホームの年末年始になりそうなので

ドリップデビューして

家族の方に

美味しいコーヒーを振る舞ってみてはいかがでしょうか?

お気軽にご相談くださいね。

今日も寒いですが

美味しいコーヒー飲んで

楽しく過ごしましょうね!





「美味しい」の見分け方! それは「冷めても美味しい!」

2020年09月16日 08時43分42秒 | コーヒーなんでも相談室
おはようございます!

今朝のサーカス家のコーヒーは

エチオピア ナチュラル 浅煎りです。


フルーティで華やかな味わいは

さすが、原産地!


先日、メッシタ パーネ エ ヴィーノで

食事をしてきました!


ワインとお肉が最高でした。



「このお肉は、

冷めてからも是非食べてください!」

と言われたので

冷めてから食べても

熱い時とはまた違った旨味が感じられて

最高においしかったです。

最高の牛、最高の熟成、最高の焼きが

この「冷めても美味しい」

につながっているようです。


今日も、

ドリップデビューされるという方がおられました。

うまく抽出できたか

わかりやすい目安は

「冷めてからも美味しく飲めたら

うまく抽出できたと思ってください」

とお伝えしました。

お肉もお米もコーヒーも

「冷めても美味しい」

「冷めてもさらに美味しい」

がわかりやすい

品質の評価を判断する指標だと思います。

よく

「自分でドリップしているコーヒーが

正しい味なのかわからない」と

言われる方がおられます。

あまり難しい事は

考えないで冷めた時に飲んでみてください。

冷めても美味しいと思った時は自信を持ってください!


好みでない渋みが出ている時は

・コーヒー豆の品質が低い

・豆の鮮度が古い

・細かく挽き過ぎている

・粉が多すぎる

・抽出に時間がかかってしまっている

などが原因として考えられます。

冷めても美味しいコーヒーを目指してみてくださいね。


浅煎り×深煎り×高温×低温 その時の気分に合わせてることができれば最高の一杯になります!

2020年09月09日 08時34分41秒 | コーヒーなんでも相談室
おはようございます!

今朝のサーカス家のコーヒーは

ルワンダ キニニ サンプル焙煎です。

すこし湯温を低くして
コク深い甘味の味わいが美味しい!


さてさて

昨日の続きで「お湯の温度」です。

質問の中で

「浅煎りと深煎りで温度を変えておらえますか?」



という質問もありました。

毎朝のコーヒーを楽しむ時には

正直言って厳密に「2度高く」とか

「3度低く」とかは測っていません。

その時の気分で調整しています。



深煎りのコーヒーを

抽出する場合、

しっかりグッとくる苦味を飲みたい時は

平均的な90度ぐらいから少し高めでドリップします。

深煎りを高温だと苦味がしっかりでます。

深煎りを低温(80度ぐらいまで)だと

まろやかさと甘みを感じやすくなります。



浅煎りは

高温だと

クッキリとした酸味の味わいを感じます。

浅煎りを低温だと

いい言い方をすると優しく

悪い言い方だとボンヤリとした味わいになります。

基本的な傾向でいうと

浅煎りは高温、

深煎りは低温が

それぞれの特徴を活かしたエキスが出る傾向があります。

ちょうど

秋ブレンドは

深煎りと浅煎りのブレンドになります。




どちらも楽しめるタイプなので

香ばしい味わいを楽しみたい時は

ちょっと高温で

まろやかに飲みたい時は

ちょっと低温で楽しんでくださいね。

あとは実際に飲んでみて

それぞれ感じてもらうしかないので

一度お試しくださいね〜

今日も1日がんばりしょう!



ドリップする時の温度は何度がいいですか?

2020年09月08日 08時12分32秒 | コーヒーなんでも相談室
今朝のサーカス家のコーヒーは

秋のブレンドです!


今日も暑くなりそうですね・・・


さてさて、

ただいま「コーヒーの素朴な疑問募集」

をしていまして

質問をいただきました!


こんなん、なんぼあってもふじゅう(不自由)しません(ミルクボーイ風)

「コーヒーの抽出温度」です。

ドリップを始めて

ある程度慣れてくると

誰もが突き当たる疑問かもしれません。

私が朝アップしている

「サーカス家のコーヒー」シリーズですが

基本的には90度前後で抽出しています。

一応、湯温計をつけていますが

そんなに気にはしていません。


ヤカンでお湯を沸騰させて

それをドリップようのケトルに移し替えて

抽出しています。



それでおおよそ90度ぐらいになるので

それでドリップしています。



実際に湯温計で

湯温を測定されている方は

正直そんなに多くはないと思います。

ですので、

「沸騰したお湯をドリップ用に

ポットにいれるとちょうどいい具合」

と思ってもらったらいいです。




ちょっと厳密な話もしておきますね。

コーヒーの抽出というのは

ザックリいうと

「コーヒーの粉からお湯をかけて

成分を溶かし出す」ということをしています。

小学校の理科でも実験であるように

食塩を水に溶かすのに

たくさん溶かすためにどうすればいいでしょうか?

①かき混ぜる

②温度を上げる

ということがあったと思います。


イメージ図

コーヒーの濃度も

お湯をかけた時に

掻き混ぜるようにドリップすると

たくさん成分が溶け出ます。



お湯の温度が高ければ

たくさんの成分が溶け出ます。

ただ、コーヒーの場合

ただ「濃くなればいい」というものではありません。

嗜好品なので

自分好みの美味しい液体にしたいワケです。

ですので、高めの温度、低めの温度でできるコーヒーを

一度試されて

自分の嗜好にマッチする温度を見つけられると

自分にとって最高の一杯になります。

焙煎度合いと温度の関係ということもありますが

これはまた次回のお楽しみ!

それでは

今日も1日頑張りましょう!



コーヒー豆が硬いです。なぜでしょう?

2020年09月01日 08時42分11秒 | コーヒーなんでも相談室
おはようございます!

今日の賀茂川です。

まだまだ日中は暑いですが
朝はちょっと秋を感じる風が吹いています。


朝の上賀茂神社も気持ちが引き締まります。

さてさて

先日ののブログの質問で

ネット通販の常連さんから
Q
「サーカスブレンドのコーヒー豆でですが

他のお店のコーヒー豆と比較して

特別に硬いのですがどうしてでしょう?」

A
他店さんで購入されたコーヒー豆が

深煎りだったから〜」チコちゃん風


っということで

直接メールでご返信はしているのですが、

手挽きミルで豆を粉にされている方の中には

同じような疑問を感じておられる方もおられると思います。

コーヒー豆は、「焙煎」をしています。

焙煎する前は、生豆といって

水分が約10%ほどあります。

それを焙煎することで

水分がどんどん蒸発していきます。

焙煎していくとおおよそ2%ぐらいまで

水分がなくなります。



浅煎りと深煎りだと

浅煎りの方が水分が残っているので粉にする時に硬く感じます。

深煎りの方が水分がぬけて

細胞の組織も広がるので粉にする時に

浅煎りと比べると力が少なく粉にできます。

この質問されている方は

おそらく

他店さんでは、

少し深煎りのコーヒーを購入されていたので

中煎りのサーカスブレンドを粉にした時に

硬く感じられたんだと推測します。




はじめ「コーヒー豆が硬い」と言われた時に

正直ちょっと「ドキッ」としました。

ただ、「他店さんとくらべて」ということでしたので

おそらく他店さんコーヒー豆が深煎りだったので

中煎りのサーカスブレンドが硬く感じられたのだと思います。


「硬い」ということは

「水分が残ってしまっている」


「コーヒー豆の芯が残ってしまっている」

ということなので

私の焙煎のイメージだと

「良くない」焼き上がりということになります。

一番気を付けている「生焼け」状態です。

これはプロとして一番出してはいけない味だと思っています。


私が今の約70歳のドイツの焙煎機を選んだ理由として

窯の鋳物が作り出す強い遠赤外線効果で

「芯から熱が伝わる」

という熱の伝え方をする焙煎機だからです。

深煎りはもちろん

浅煎りの豆でも芯まで火が入る焙煎方法を

行っているつもりです。

芯まで火がはいっていないと

「青臭い」味わいや

気持ちの悪い酸味が残ったりします。

それに味わいの寿命が短くなるように

私は感じます。

勢い余って

ちょっと関係ない事も書いてしまっていますが

参考までにしてみてください。

今日も1日頑張りましょう!