猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

総社町山王の案山子コンクール観て、化粧薬師にお参り、「キムチ屋」の食材でチゲつくりました

2018-09-13 06:51:23 | あんじゃあない毎日

黄色く実った稲穂が垂れる田んぼの畔に彼岸花が咲きはじめました。
元総社中学校と元総社北小学校の北側の田んぼです。昨日、利根西に用事があったついでに回ってみたんです。

   このあたりは、前橋の郊外でも一番早くに稲が実る気がします。品種のせいか何なのかは分かりません。でも、稲が実った田んぼには、ネットが張られたり、カラスを模した黒いビニールを付けた棒が立てられたり、案山子も出動したりして、スズメの群れから稲を守る仕掛けが施されています。大変なんですね、スズメたちは実った稲の子房が硬くなる前の乳液状の時をねらって吸い取りに来るんだそうです。防がねば、中身を吸い取られてモミガラだけになっちゃうんです。

で、今年も始まりました。総社町山王地区の「案山子コンクール」です。

先頭の案山子、「わかるかな!? さあニワ起きだ 桑取りに行こう」と読める説明がついているのですが、意味がよく分かんないです。まあ、そういうことはどうでもよいみたいですので、説明抜きで作品をご覧ください。

   

   

   最後のだけは、説明を付します。紅い蛇なんです。「ヤマカガシ」って書いてありました。

この案山子コンクールが開催されている農道の先なんです。向こうに見える後者は元総社北小学校です。
そこがすごいんです。雀の大群でした。脇の空き地にいるのと、電線にとまっているのを加えると、写真に写っているスズメの5倍くらいの数がいました。その全貌を一枚の写真ではお目にかけることができません。

 どう考えても、スズメの群れは、団体で案山子コンクールを見に来たとしか思えないんです。すごい人気です。ほんと…

 

 元総社北小の西側の広い道をゆくと、牛池川の「薬師橋」に出ます。

 橋の少し上流に小さな祠があります。以前はこんなに立派でなくて、掘立小屋みたいでした。「化粧薬師」が祀られています。

  不思議な薬師さんです。化粧が施されています。
牛池川を外堀として築かれたと伝えられている蒼海(おうみ)城にまつわる不思議な伝説をもつ薬師さんなんです。昔は「やん眼」(たぶん「病む眼」の意味だと思います)を直してもらいたい人の参拝が絶えなかったという言い伝えがあるので、お参りせねばとなったんです。
別名「縁切り薬師」です。目下その必要を感じる事態に迫られていません。大事ないです。

 

  それから、新しく作られた県道を渡って、南にある元総社町の、以前は「殿小路町」と呼ばれていた集落を歩きました。古い農村集落の風景が残るまちですが、区画整理事業が始まっていて、来るたびに変わっています。間もなく、昔の風景は失われると思います。

   生け垣から萩の花がこぼれ出していました。キチョウが飛び交って、美しい花のハギです。
「殿小路」という名前の由来は、この地に武田勢の長尾氏が蒼海城を築いたという伝えがあるからだと思います。集落の中に、「宮鍋さま」と呼ばれる社があって、そのあたりが、古代の上毛野の国の「国府」が置かれた場所と推定されています。その国府跡に、戦国の世に蒼海城が築かれたと言われているんです。

 区画整理事業でできた空き地の草むらで出会った猫に尋ねたのですが、<……… …>、知らないのかどうかは別にして、無視されました。

 白萩も咲いていました。蒼海城があったと伝えられる「殿小路」の集落でした。

 

   夕食は、韓国料理になりました。まずは、おぼろ豆腐とキノコを使ったチゲです。漬物はキュウリのキムチです。そして、白菜と赤ピーマンのサラダと牛肉のニンニク焼きです。

 チゲに使った調味料(「チゲミソ」)と、キュウリのキムチは、総社神社の北にある韓国料理の店「きむち屋」で買いました。食べてこうかと思ってのぞいてみたんですけど、食事処は満席で、食材だけ買って帰って来たんです。おいしいです。
お店で食べることもできますし、お酒も飲めます。通販もしている元気な韓国料理店です。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれますす
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 9月15日(土)に国立劇場大劇場で東京新聞が主催する「推薦名流舞踊大会」に出演いたします。二代目が得意とした「広重八景」を舞います。


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4 コメント

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山王 (ようこ)
2018-09-16 23:15:24
昔よく山王は水が湧くから良い米がとれると親戚のおじいさんおばあさんが言っていました。我が家の辺りは水の確保に苦労して昭和20年代位まで船尾滝に雨ごいに行っていたそうなので水に困らない地域は憧れだったようです。また埋蔵文化財関係の知り合いが掘るそばから水が染み出すんだよと。そんな土地柄もあるかもしれませんね。ただ総社町の辺りは利根川東とも国分~金古地区とも微妙に天気が違う事があります。面白いです。
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山王の湧水 (ヒゲクマ)
2018-09-17 05:52:09
ようこさん
へぇ~、「山王は水が湧くから良い米がとれる」って言われてたんですか。今度、山王の人に訪ねてみます。
水利から見ると、山王を含む元総社地区は、天狗岩用水から分水した五千石用水が引かれていましたから、そのことを羨んでいたのかもしれませんね…
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 (ようこ)
2018-09-17 16:12:52
金古地区は地図上では茶色に、国分からは緑色に塗られるからね~(-_-;) な土地柄も有りますが湧水が多いのではないかと。昔山王に親戚がいて榛東村等西の親戚のじじばばが山王ん家は良いや~と言っていた記憶を思い出したのでした。山王廃寺の調査をやっていた知り合いも少し掘ると水が染みだしてくると。榛名山嶺の伏流水の層でも有るのかと単純に思っていました。
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地下水位 (ヒゲクマ)
2018-09-19 08:52:15
ようこさん
なるほど。山王の方が地下水位が高いとなると、五千石用水のせいではないですね。時間がかかりそうだけど、調べてみましょう
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