昨日の朝、JAファーマーズ朝日店の開店に合わせて野菜を買い出しに行きました。
聖護院だいこん(前橋 田嶋きみ子)200円、ブロッコリー(前橋 笠原俊男)160円、ホウレンソウ(前橋 勝山栄)200円、レモン(前橋 杉山美幸)160円、それと神津牧場のチェダーチーズとゴーダチーズです。
なによりだったのは、聖護院だいこんが手に入ったことです。昨日買った野菜で前橋産でなかったのは軟化ウドだけでした。いつも自転車で眺めている郊外の野菜畑からの贈り物で暮らせる幸せを感じます。
空気が澄んでいました。風もなくて穏やかな日曜日になりました。
真っ青な空の中で、コブシのつぼみがふくらみ始めています。
午前中はあちこちうろうろ、欅ウォークの紀伊国屋へ本を探しに行ってから、ユキ子さんからの頼まれ仕事を三つ、最初は書類の配達、次は料亭松志満へ食器の返還と勘定の支払い、それから『焙煎館』へポットのお返し、自転車ですから一度にはできないので、お使いは三度になりました。
写真の猫はね、松志満へ出かけた時、中央前橋駅近くであいさつした猫なんです。この猫は家の中だけで暮らしています。金網の張られたベランダで日向ぼっこしてました。素敵なフェイスです。
松志満は法事のお浄めのお客さまがあったみたい、玄関を広く開け放っていました。弁当の器を包んでいった風呂敷をていねいに伸ばして畳んで渡してくれたのがすごく嬉しかったです。
ついでなんで、紅茶屋の『リバティー』で買い物、窓に映っている飾り棚と一緒している自分を撮って見ました。
更にさ、流れの止まった広瀬川の溜まり水に映る自分の影も撮ってみたんです。あとで見たら、変な写真ができました。
三度目はさ、焙煎館の帰りに呑竜仲店の『ヤギカフェ』昼食。チーズをのせたドライカレーをいただきました。
呑竜仲店から表の弁天通をみたらちょいと賑やかさんでした。予約制の美容室とカフェの『valokioski』さんなんかが音頭をとって、『楽市楽座 とフリマ』を開催してたんです。若い人が集まって楽しそうでした。
広瀬川の比刀根橋のところでは、シラサギが」歩いて橋の下をくぐり抜けてゆきました。なんとなくのどかです。
比刀根橋の向こうは住吉町、歩いてもすぐのところに旧安田銀行担保倉庫だった煉瓦蔵があるんです。
付録 GGAG美味風景 第4回 日英堂
前橋工科大学の臼井研究室の学制の皆さんが旧安田銀行担保倉庫を訪ねた時の美味はパン屋の『日英堂』です。煉瓦蔵の道を挟んでお向かいさんなんです。
日英堂は明治13年の創業と聞いています。公園坂下の寿々芽堂とどっちが古いのかな、いずれにせよ前橋のまちに「パン」という食べ物をもたらしてくれたお店なんですね。
日英堂さんのお話しは、リクルート北関東マーケッティングがやっている『北関東よもやま話』に詳しく載っています。こちらでご覧になれますよ。
でもね、古いだけじゃないんです。私にとってとてもありがたいパン屋だったんです。
二男は小児アレルギー疾患を抱えて誕生しました。そいで、牛と鶏に由来する食品をすべて避けるように専門医に指示されたんです。現在みたくにアレルギー対応の食品や食材が容易に手に入るy時代ではなかったです。ユキ子さんは大弱り、ずいぶん苦労してました。私が、台所仕事を応援するようになったきっかけの一つだったんです。
もう40年近く前のことなんです、日英堂は、そういう子どもたちのためにタマゴやミルクを使わないパンを作ってくれていたんです。週に一度、息子は美味しいパンにありつけて幸せだったんです。
今も、日英堂はアレルギー対応のパンを供給してくれています。ありがたいことです。
こちらは旧安田信託銀行担保倉庫、西側の入り口の中には骨董と古道具の店『今知奇(コンチキ)』があります。そのコンチキを経営している中村さんから電話があったので立ち寄ってみました。
倉庫の中の店は、滅茶苦茶雑然、訳の分かんないものが山ほど積まれてます。
「電話もらったのに気づかなくて、なんの用だったの?」
「ごめん、用はないの、間違えて掛けちゃったんだ、すまん…」ということでした。
前にも、伊勢崎の古い家の片づけや検番の片づけの時に手伝ってもらったんです。古箪笥、古い家具・調度、建具や内装品、引き受け手のありそうなものはゴミにしないで引き取ってくれるんです。
「またさ、片づけがあるから、そん時は世話になります、よろしく…」なのです。
このあたりは、大好きだった丸三味噌店もありました。今でも、丸三味噌店のご主人に教えてもらった醤油と味噌を使い続けているのです…
GGAG美味風景 第4回 おしまい
帰り道、傾いた日差しと緩やかな風が広瀬川の溜まり水に美しい模様を描いているのを眺めていました。
直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の二代目吉駒の下で修業して参りました。
初代吉駒が始めた美登利会は、来春で75回目の節目を迎えます。予定通り、4月8日に開催いたします。
亡くなりました二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、これからも引き続きよろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。
今春の第74回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれますす。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください。
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