猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

国領町を流れる吉野川から梅花藻の姿が完全に消えました。去年まであんなにたくさん咲いていたのに…

2022-08-31 07:22:26 | あんじゃあない毎日

朝のこども公園です。学校が始まって、すっかり静かになっちまいました。JAファーマーズ朝日町店へ買い出しに行って子どもたちの声が聞こえないのがすごく寂しいですね。

 自転車置き場につくと、ハクセキレイがウロチョロしていました。探し物をしているみたい、「自転車のカギでも落としたの?」って尋ねたのですが、返事なしで行っちまいました。

 家に戻るとCOCOは昨日もYチェアーの上です。枕が欲し気な顔してたんで本を貸してあげました。ちょいと寂しげなのは、ユキ子さんが、9月10日の推薦名流舞踊大会のリハーサルで東京へ出かけてしまったせいかもしれません。

 

 
家のことを片付けてから、国領町のはずれの方へ出かけました。ついでなんで、国道17号の西側を流れる吉野川を覗きました。昔はこの川沿いに大きな製糸工場や座繰りの糸繰場なんかの小さな作業所がいっぱい並んでいました。吉野川はいつも生臭い湯気を立てていたんです。今は、工場は一つも残っていません。流れる水もすっかりきれいになりました。

 
今年の夏も何度か足を運んでみたんです。でも、川底にはゴミが少しあるだけで、殺風景なコンクリート水路の底と壁が見えるだけです。去年までとすっかり変わっちまいました。昨日はコンクリート見物をしてきました。


去年の夏、吉野川の川底を覗き込むとこういう風景が見られたんです。梅花藻です。梅花藻の花がたくさんたくさん咲いていたんです。

 
川底には大きく育った梅花藻の株がたくさん暮らしていました。6月末から9月初めにかけて、白い5弁の花びらを持つ美しい花を咲かせてくれました。湧水の流れる低水温の清流に生息する水草が、街の真ん中の用水路に生えているのってすごく珍しいことでした。

 
それが、今年は全く失われてしまったんです。一株の梅花藻も生息していません。みんな、すっかり姿を消しちまいました。残念なことです。

 

 
用事を済ませた帰りは佐久間川沿いを戻ってきました。こちらには去年までも梅花藻は見られませんでした。でも、川岸にはいろんな草ぐさが暮らしています。シロバナのオオイヌタデに出会いました。

 
若宮町まで下ってくると吉野川が合流してきます。佐久間川に合流する直前の吉野川も去年まではたくさんの梅花藻が生息してたのですが、今年は全く見ることができません。代わりにこんなのを見っけました。特定外来生物に指定されているオオカワジシャです。水田や河川で増えて駆除対象になっています。在来生物がいなくなると、すぐにはびこるのですね。

 

 わが家の近くの広瀬川です。堆積土砂に生えたアシが花を咲かせています。このあたりには梅花藻が暮らしていますが、水量が多いので見えません。でもね、9月中に臨時の断水があると…

 
こんな具合に姿を見せてくれる可能性があります。写真は、昨年撮ったものです。桃井小学校脇の矢田川の梅花藻も姿を消しました。前橋は梅花藻が見られる街だったんですけどね…、過去になってしまったかな。

 

  
夕方6時過ぎにユキ子さんが東京から戻りました。無事リハーサルを終えたようです。帰りを待って夕食にしました。サケの中骨缶詰を使ったマカロニグラタン、生ハムと野菜のサラダ、それとニンニクを効かせた野菜炒めです。ちょいと作り過ぎ、食べ切れませんでした。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
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