
<変なんがやって来ちゃったんです。ややこしいんです。
おヒゲが連れてきちゃったんです。本当に変なんです。>
<お家の東の、長屋なんかが取り壊され、大きな木が取り除かれた区画で、宅地の造成工事が本格化してきたんです。新しい住宅用の土地が5区画つくられるんだそうです。「東よりの風が吹いてるんで、細かい砂埃が飛んでくるの。窓開けられないけど、我慢してね」って、この暑いのに、おヒゲはお出かけしてったんです>
<上毛電鉄の線路も暑げですよね。すごいね。
まだ5月だってのに、この暑さなんなんだろうね>
<三河町の顔見知り猫も、完全にぐだーってしてたって。
この猫はさ、べろ出し猫なんだよ。ほら、寝てるときもべろ出してるのが見えるでしょう、引っ込まなくなっちゃったんだって…>
紫陽花もぐだーだいね。八重咲のドクダミだけど、葉っぱはぐだ―、みんなぐだーなんだいね>
<でもさ、おヒゲが行った中央通商店街の『ギャラリー・アートスープ』にはさ、元気な奴らがいたらしいの。集団で頑張ってるんだいね。これって、カトコトって、パン屋につとめて小麦粉こねながら、お家帰ると粘土こねてぱんだモチーフの作品作っているお兄さんの『友達100匹いない』って作品らしいんです>
おすしやパンのパンダもいるし、マージャンしてるのもいるんだって。変だけど、面白いね。
ギャラリー・アートスープ』ってさ、ギャラリーだけでなく、いろんなアーティストの作品を分けてくれるお店もしてるんだってさ。
おヒゲが目指したのはさ、蝉丸って人の猫モチーフの作品なのね>
<『前橋ポエトリー・フェスティバル2015 マエバシ猫町』でさ、前橋文学館のギャラリーでやってる企画展、『NEKO=EXPO IN MAEBASHI』と『猫展前橋』見に行ったときであった蝉丸の販売作品も、このお店に並んでいるんですって。
そういやさ、前橋ポエトリー・フェスティバルは、今日が最終日だよね。文学館ではさ、午後、ライブペインティングや蝉丸さんのデモンストレーションもあるらしいよ。詳しくはHPで確認してね>
<で、このさ、桜の花模様の招き猫を連れてきちゃったんです。おヒゲが…>
<近所の床屋さんのお姉さんに見せたらさ、「うちにはこういうのがいるよ、こっちは動くんだよ」って。百均で買ったおもちゃ見せられて参ってたみたい、おヒゲが…>
<でも、なかなかの面構えだいね。蝉丸さんてさ、こういう猫モチーフの作品でフランスにまで進出してるらしいのね。
この招き猫は、土で作った土鈴なんですよね。中に、球もちゃんと入っているの、変な音だけど…>
<まあ、初対面だからさ、あいさつぐらいと思ったんだけど、何にも答えないのね。口はきけないみたい
わが家にはさ、この手の猫の先輩がいっぱいいるんだけど、そん中のボス的存在の奴ぐらいにはあいさつしときなって…>
<糸駒さんのお稽古場の玄関で暮らしてるのね、野村たかあきさんの木彫りの招き猫、一応、あいさつしたみたい。お互いに左手あげて、何言ってんかね…
折り合い着いたらしいよ、並んで、記念写真撮ってたから…>
<こういうのが来ちゃったからかどうか知らないけど、夜、揺れたよね、驚いたよね…
でも、蝉丸さんの招き猫、ひっくり返ってなかったから、あんじゃあなかったのね。おヒゲたちも、総社町の『天ひろ』で揺れてたらしいけど、大事なかったみたい…>
前橋ポエトリー・フェスティバルは、今日が最終日です。前橋文学館では、午後から蝉丸さんたちのライブペインティングやデモンストレーションのほかに、『朔太郎トリビュート演奏会』という音楽会も開かれます。前橋にはね、朔太郎やなんかの思いをちゃんと引き継いで、いろんな活動をしている人たちがたくさんいます。
朔太郎忌の時に、長文の嘆きのコラムを書いた日本経済新聞の記者さん、嘆く前に、いろんなことしている皆さんに出会ってみてはいかがでしょうか。
文学って、特別なものではないと思います。自分たちの日々の暮らしの中にあるものだと思いますよ。
前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。
前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
その、『美登利会』の様子は、こちらでご覧ください。
舞踊教室などのご案内は、こちらで申しあげております。
若 柳 糸 駒
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