いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

郵政よりも拉致問題

2005-09-15 | WEBLOG
先日JR阿佐ヶ谷駅前で作家の安部譲二さんをみかけた。今日の産経新聞に氏の「郵政よりも拉致問題」という小文が載っている。

『衆院選で自民党が圧勝しました。
僕は喧嘩も戦争も、それに選挙もみんな勝因は同じだと思っています。
何も考えない現代の日本人には、争点もスローガンも簡単で短くなければダメなのです。
郵政民営化の是非にだけ争点を絞って、小泉総理はただ"改革"と叫んで記録的な勝利を収めました。
その喧嘩の上手さには舌を巻きます。
しかし今回の衆院選では、与野党共に、拉致された日本人の奪還に関しては、口を噤んで誰も何も言いませんでした。
少なくとも僕は、聞いていません。
横田さん御夫妻はじめ拉致被害者の御家族は本当にお気の毒で、胸が押し潰される想いです。
善良な市民が無理矢理、拉致されて、そのことを下手人の親方が認めているのに、なぜ日本の政治家たちは、衆院選のスローガンに"拉致された日本人の奪還"を、叫ばないのでしょう。
同盟国アメリカの協力を得れば、もうとっくにこの事件は終わっているはずです。
郵政民営化より何より、拉致された国民を奪還するのだ最優先だと、僕は固く信じているのです。
平和に暮らしている善良な市民を拉致するなんて非道いことを、知りながら何年も手をこまねいているのが、僕には信じられません。
貴方が稀に見る果断な政治家だということは、今回の衆院選で良く分かりました。
命懸けで拉致された日本人を奪還したら、貴方は歴史に残る、明治の元勲や吉田茂と肩を並べる偉大な政治家として永遠に記憶されるでしょう(作家・安部譲二)』

まさに、六カ国協議が再開された。多くの政治家は核問題第一、そして拉致問題もという。しかし、日本にとって重要な問題は「金正日が犯罪事実を認めた」拉致問題を解決することだけである。

将来の問題である「北朝鮮の核」よりも「現在も進行中の拉致問題」を早急に解決することが小泉総理の責務である。犯罪行為を罰する。日朝国交正常化など国民は誰も望んでいない。

郵政民営化の実現に向けて「殺されていい」などとくだらないことを公言するより、「殺されかけている拉致被害者」の救出に命懸けで取り組むのが主権国家の長であろう。

==人気BLOGランキングへ==