大人気ない話

大人気ないとは、国語辞典によると『大人としての思慮分別がない。大人らしくない。』と言うことである。

小泉純一郎首相は9月2日、熊本、福岡など九州4県を回り、自民党候補を応援した。首相は3日も福岡県入りするが、郵政民営化関連法案の衆院採決を棄権した古賀誠元幹事長の選挙区（福岡7区）は素通りする。
「この人には郵政特別委員会の理事をしてもらい、朝から晩まで頑張ってくれた」
首相は九州遊説の最初を「賛成派」前職が立候補した熊本3区からスタート。その後、福岡県久留米市に車で移動したが、福岡7区に立ち寄らなかった。首相周辺は「他意はない」としているが、法案への対応による選別を行ったようだ。（産経新聞)

なんと大人気ない話であろうか。何のために「棄権」「欠席」「反対」を公認の段階で区別したのだろう。公認した以上応援するのは当たり前で、「他意」が十分にあるのである。

こんな首相が、10年も先の民営化の是非を問うなど、非道極まりない。郵政が民営化される頃自分は居ないのだからと思っているのだろうが。そんな自民党に次期政権を委ねるわけには行かない。

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