末期症状

巨人の監督問題が新聞、週刊誌を賑わせている。原？　星野？　しかし堀内続投は聞こえてこない。今シーズも残り二十数試合、すでに優勝の可能性がないのだから来期について考えるのは、当然と言えば当然である。

しかし、残り試合を来期監督の可能性がない堀内に任せておいても何の意味もない。若手を起用するにしても、来期監督の可能性のない堀内の下では、起用される選手になんのメリットもないのである。

監督が変われば、チームの方針が当然変わりその中で自分の存在感を発揮するのがプロだ。読売本社の経営陣の無能さが今の結果を招いている。堀内の続投がないことを早く発表すべきだ。

現監督、選手、監督候補のいずれのサイドからしても不幸だ。もっと考えられなければならないことは、そんな状況の中の試合を「高い入場料」を取られ観戦するフアンの気持ちが忘れ去られていることだ。

巨人は、長嶋、王、原そして今期の堀内。巨人の黄金期を支えてきた功労者にたいして、監督退任時の対応が極めて不手際だ。どこかの政党と同じように巨人も末期的症状だ。

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