いとうな日々

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韓国大統領:沈寿官さんを訪問

2004-12-19 | ニュース
日韓首脳会会談で鹿児島県入りしていた盧武鉉(ノムヒョン)大統領は18日午後、同県東市来町美山を訪れ、朝鮮人陶工が築いた薩摩焼の第14代宗家で、韓国名誉総領事の沈寿官(ちんじゅかん)さん(78)の陶苑を見学した。盧大統領は沈さんに「遠く韓国から来て、これほどまで美しいものを作りあげたことは我が国の誇りです」とねぎらいの言葉をかけた。⇒毎日新聞記事

中国、韓国、北朝鮮、必ず出るのが「歴史認識問題」。今回の日韓首脳会談でもやっぱり出ました。産経新聞、黒田勝弘氏のコラム、「ソウルから ヨボセヨ(もしもし)」が絶妙であり、全文紹介したい。
故郷忘じがたく候
朝鮮陶工の末裔である薩摩焼の沈壽官さんを主人公にした司馬遼太郎さんの小説に『故郷忘じがたく候』というのがある。沈さんは一九六〇年代に初めて韓国を訪れ、その時の話が小説になっている。沈さんの祖先は十六世紀の文禄・慶長の役の際、島津軍によって朝鮮から連れてこられた陶工だから、沈さんにとっては約四百年ぶりの"里帰り"だった。

その時、ソウル大学での講演で学生たちを前に自分の生い立ちなどを語った後、日本支配の三十六年について「(日本の圧政は)その通りだが、それを言いすぎることは若い韓国にとってどうであろう、言うことはよくても言いすぎるとなると、そのときの心情はすでに後ろ向きである」といい、「あなた方が三十六年をいうなら私は三百七十年をいわなければならない」と話を結んだ。

これに対し会場から拍手はなかったが、ヒット歌謡「黄色いシャツ着た男」の大合唱が沸きあがり、沈さんは感動で茫然となったというのが小説のクライマックスである。
◇   ◇

今回、日韓首脳会談で指宿を訪れた盧武鉉大統領は薩摩焼の現地で沈さんと会うことになっている。あれから約四十年、沈さんの期待にもかかわらず、その後も"母国"は日本に対し「過去のこと」を言い募ってきたが、今度の「若い韓国」の大統領は沈さんにどんな感動を与えるのだろうか。

盧大統領は沈さんに「遠く韓国から来て、これほどまで美しいものを作りあげたことは我が国の誇りです」とねぎらいの言葉をかけたということである。しかし、沈さん初め陶工たちを育んだのは「日本」という国なのだが。

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