桜の千波、花の千波といわれ日本画界の中でも線の美しさ、色彩派として知られている中島千波さんの作品が常設されているおぶせミュージアム中島千波館。
数々の大作がここで見られますが、私はヨーロッパの民芸品などを描いた静物画の小品も好きで、中島さんの明快な色彩の響きが楽しめます。
避暑地である軽井沢からも車で山間を抜け風景を楽しみながら、小布施に行かれるのもいいですし、栗の産地として有名なお菓子や、晩年北斎が岩松院に招かれて描いた天井画はとくに有名で、日本画の歴史にゆかりのある地で、中島さんの出身地というのも奇遇です。現代の大家の作品も観光のスポットになっています。
この美術館は中島さんだけでなく、一年を通して企画展も充実しています。現在開催中の郷土作家シリーズの「荻原克哉」展も、掲載作品の二人の婦人像のように透明感のある画風で落ち着いた色調にゆったりとした時間の流れを感じさせます。荻原さんは(1959~)卵を媒介とする古典技法のテンペラ画で、イタリアのフレスコ画に通じるものがあります。
秋には、中島千波さんの代表作の企画展が準備中で楽しみです。
●おぶせミュージアム中島千波館(長野市小布施町)
Tel026-247-6111
次回の企画展は、安西大展(7月30日~10月5日)
数々の大作がここで見られますが、私はヨーロッパの民芸品などを描いた静物画の小品も好きで、中島さんの明快な色彩の響きが楽しめます。
避暑地である軽井沢からも車で山間を抜け風景を楽しみながら、小布施に行かれるのもいいですし、栗の産地として有名なお菓子や、晩年北斎が岩松院に招かれて描いた天井画はとくに有名で、日本画の歴史にゆかりのある地で、中島さんの出身地というのも奇遇です。現代の大家の作品も観光のスポットになっています。
この美術館は中島さんだけでなく、一年を通して企画展も充実しています。現在開催中の郷土作家シリーズの「荻原克哉」展も、掲載作品の二人の婦人像のように透明感のある画風で落ち着いた色調にゆったりとした時間の流れを感じさせます。荻原さんは(1959~)卵を媒介とする古典技法のテンペラ画で、イタリアのフレスコ画に通じるものがあります。
秋には、中島千波さんの代表作の企画展が準備中で楽しみです。
●おぶせミュージアム中島千波館(長野市小布施町)
Tel026-247-6111
次回の企画展は、安西大展(7月30日~10月5日)