日本の伝統的な仏像の乾漆の技法を基本に、漆や螺鈿を表面に施した女性像で特異なフィールドを開いている彫刻家の保井智貴(やすい・ともたか)さん。ギャラリー空間に2体の女性像をシンメトリックに配し、ショップのように作品とフィットしたワンピースなどの服がギャラリーに吊るされていました。足元には無数の蟻が⋯。(もちろん造形です)踏まれて変形した蟻も終了後は箱の中に。人工的な空間の中に自然を象徴するものとして混在していました。色漆の独特の発色が爽やかな風を呼び込んでいました。
17日で終了。保井智貴展/MEGUMIOGITA GALLERY
17日で終了。保井智貴展/MEGUMIOGITA GALLERY