坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

「こどものにわ」参加型のアート

2010年07月07日 | 展覧会
東京都現代美術館では、毎年夏休みの恒例となっているジブリの展覧会とともに、企画展示室では、「こどものにわ」展と題して、赤ちゃんから大人まで楽しめるアートの企画が注目されます。参加アーティストは、大巻伸嗣、遠藤幹子、出田郷、サキサムト、KOSUGE1-16(敬称略)。インスタレーション、絵画、立体など多様な素材と表現方法で魅力のある内容となっています。
画像作品の大巻伸嗣さんは長年のモチーフとなっている「ECHOES」シリーズを発表。フェルトでつくったいろんな色の花びらを床に敷き詰め、そこを歩くことによって花の形が変化してもうひとつのアートが出来上がっていく仕組み。子供たちも「あれれ」という感じで体験してくれるはずです。大人もリフレッシュできますよ。他の4名のアーティストも力のある方々で、身体感覚を通して感じるワクワク感が体験できそうです。

●「こどものにわ」東京都現代美術館(木場公園内)企画展示室B2F
  7月24日~10月3日
期間中アーティストトーク、パフォーマンス有り