水深3,800mに沈んだタイタニックは深海の観光名物です。 ロシアの科学アカデミー所属の潜水調査船「ミール」は希望する人を沈んだタイタニックまで連れてってくれます。お1人さま約350万円、ミールにはゲストが2名乗れますので2名様で一潜航約700万円になります。こうして「ミール」は数多くタイタニックを訪れて運航費の足しにしています。
水深3,800mに沈んでいたタイタニックはたちまち深海の潜水船が訪れて、貴重な遺物が失われていきました。これに活躍したのはノチールです。したがってノチールの得意技は沈船からの遺物の回収能力とも言われています。 この3年ほど前にタイタニックの遺物の保護が条約で決まり、保護されることになりました。
ロバートバラードが発見したタイタニックは水深3,800mに沈んでいました。海洋の平均水深と同じ3,800mなので覚えてください。ほぼ富士山と同じ深さになります。沈んだタイタニックにはこれまでアルビン、ミール、ノチールが潜っています。深海の潜水船で潜っていないのは「しんかい6500」だけです。他の潜水船の多くがハリウッド映画やタイタニックのお宝捜索で運航費を稼いでいました。
このマップはラモント研究所の調査船がこれまで調べた航跡を落としたものです。ほとんどの海を調べている様子が分かります。 しかし、数千トンの海洋調査船ですからもっともっと調べないと海洋の全貌を掴むのは難しいと言われています。海洋のほとんどがまだ未知の海です。これからの若い人の挑戦を広い海は待っています。